時鳥庵晴耕雨読

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タグ:鱗翅目 ( 16 ) タグの人気記事


2018年 06月 07日

オオミドリシジミのなわばり・・・


 1週間ほど前に気付いたのだが、朝8時半ごろになると時鳥庵の窓の外に、何やらちらちらと光るものがすばやく、ぐるぐる回るように飛んでいるのが見える。ちょうど朝食をとっているころだ。ときには二つの飛翔物体が互いに追いかけるような飛び方もする。すぐに、これはオオミドリシジミのなわばり飛翔だと分かった。窓を開け外に出て確認すると、1匹のオスが庵の軒より少し上にある、ちょっと張り出したヒノキの枝先にとまっていた。時折周囲を飛び回っては、またもとの位置、あるいはその近くにとまる。そして他のオスが来ると、それを追い回し、またもとの位置に戻る。この時戻ったのはもとのオスかどうかは分からないのだが。やはりなわばり飛翔のようだ。なぜ、今まで気付かなかったんだろう。でも、家の中にいながら毎朝飛翔を見れるのだから、良しとしよう。
 このオオミドリシジミ、クヌギやコナラが食樹で、最近はかなり減ったというのだが、時鳥庵ではここのところ晴れた日には毎朝見られる。ただ、とまっているのは軒より高いところで、ほとんど下に降りてこないので撮影はできない。画像は昼間たまたま割と低い位置のクリの葉にとまったところを写したものだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-06-07 11:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 04月 25日

ツマキチョウ・・・


 時鳥庵の温室横にツマキチョウのメスがひっそりと翅を休めていた。ツマキチョウは飛んでいるとモンシロチョウやスジグロシロチョウとそれほど違わない。よく見ていると分かるのだが、はばたき方が少し違うし、少し小さい。しかも翅の裏には独特の唐草模様があって、何とも趣がある上、前翅の先端がヤマキチョウのように尖っているのだ。オスはその前翅先端の表側が黄色をしているのだが、飛んでいるとその斑紋はほとんど目立たない。春、3~5月だけに現れ、田畑や河原などの開けた所で普通に見られるのだが、案外気が付く人は少ない。ごく普通種ながら庵主の好きなチョウのひとつだ。時鳥庵では少ないが、下の谷津田まで行くと普通にいる。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-04-25 19:37 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 28日

ヒオドシチョウ・・・


 午前中、日だまりでまったりしていると、結構きれいなヒオドシチョウが飛んできた。今の時期に見られるのは成虫で越冬した個体なので、翅のいたんだのが多い。ところがこの個体は翅も完全に近く、鱗粉もそれほど剥離していない。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 この個体が去った後、入れ替わりにやってきたのは翅のいたんだやつだった。通常はこんなのが多い。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-03-28 10:58 | Comments(0)
2017年 11月 21日

ウスタビガ・・・


 ここのところ急に寒くなり、朝起きると時鳥庵の畑は霜が降りて真っ白になっていることもある。そんな寒さの中で毎晩玄関のしょぼい灯りに飛んでくる大きなガがいる。ヤママユの仲間のウスタビガだ。庵主はガはどちらかというと苦手なのだが・・・。
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 どれもオスのようだ。触角が櫛の歯状に広がっていて面白い形をしている。
(Data: 20171117; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-11-21 08:48 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 20日

モモブトスカシバ(その3)


 モモブトスカシバは昼間だけ活動し、各種の花に吸蜜に訪れるようだ。時鳥庵ではこの時期オカトラノオが多数咲いていて、それをあたかもハチのように吸蜜するのが観察できた。ホバーリングしながら吸蜜するのだが、花から花へと頻繁に移動するので追いにくい。面白いことにこのときあの発達した左右の後脚をこするようにしているのだ。何か意味があるのだろうか。
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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-07-20 20:12 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 14日

モモブトスカシバ(その2)


 アマチャヅルが食草だということが分かっているので、温室横でそれが多く自生しているところをちょいちょい見回ることにした。そうするとやはり昼ごろになるとどこからともなく現れ、繁茂する草の間を縫うように飛んでいる個体をいくつも見ることができた。飛びながら前脚で草の葉に触れ、どうやらアマチャヅルを探しているようだ。おそらく前脚を触れることによって食草を探すことができるのだろう。
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(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
 前脚を使って食草の探索をしている。目の前にある植物の葉に片っ端から触れて回る。この写真ではアマチャヅルの葉を見つけたところだ。おそらく匂いなどによっておおよその食草のありかを知り、その辺りを今度は前脚を使って探索するのだろう。

 食草を見つけたらすぐ産卵行動をとる。飛びながら前脚で食草を触り、腹端を食草の裏側に押し付けている。その時間は数秒から数十秒。
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(Data: 20170705; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)

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(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


 そして産卵していたアマチャヅルの葉の裏側を調べると卵らしきものがあった。大きさは測ってはいないが、おそらく直径0.6-0.7mmほどではないだろうか。
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(Data: 20170705; 7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


by jichouan | 2017-07-14 15:53 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 11日

モモブトスカシバ(その1)


 6月29日に、温室横で面白い昆虫を見つけた。背の高い草の葉の上に何かハチのような昆虫がとまったので近寄って見るとハチではなく、スカシバガ科のガだった。この仲間はどれもハチ類に擬態しているようで、翅が透明だ。調べるとモモブトスカシバだということが分かった。アマチャヅルが食草で、その茎に虫えいを作り、幼虫はその中で育つらしい。アマチャヅルはそこらに普通にある。この日はその1個体を見ただけだが、それ以降注意していたら、毎日それなりに観察することができ、今(7月11日)もまだ観察できる。産卵や吸蜜の様子も撮影できたので整理でき次第アップしようと思う。
 まず、今回は葉上に静止するモモブトスカシバだ。翅は閉じているのでそれが透明かどうかは分からない。後脚は長く発達し長い毛で覆われている。独特のスタイルをしているし、触角はセセリチョウのそれに似た形をしている。面白いことに毎日正午近くなるとどこからともなく現れ、活動を開始するのだ。
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(Data: 20170629; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)

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(Data: 20170705; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-07-11 14:34 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 06月 21日

ミズイロオナガシジミ・・・


 温室わきの草むらに降りていた。これもゼフィルスの仲間で、普段は樹上にいるのだが、風が強かったりすると林床の草むらに降りてくることがある。翅の裏側は白地に暗色の線が入るのだが、結構変異があるらしい。この個体は標準的な斑紋を持っている。翅表は一様に暗灰褐色で地味だ。やはり幼虫はクヌギやコナラの葉や花を食べて育つ。雑木林で比較的普通に見られるが、時鳥庵では少なく、見たのはこれが初めてだ。
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(Data: 20170618; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-06-21 12:59 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 06月 14日

オオミドリシジミ・・・


 これもゼフィルスの仲間だ。オスの翅の表側は青緑色で金属光沢を持つので大変美しい。朝の早い時間に樹上を飛ぶのが観察できるが、やはり昼間はあまり飛ばないのでこれも目にする機会は少ない。ちなみに写真の個体はオスなので縁にわずかに翅表の金緑色が見える。幼虫はやはりクヌギやコナラの葉や花を食べる。
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(Data: 20170610; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-06-14 05:43 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 06月 13日

ウラナミアカシジミ・・・


 この地で初めてウラナミアカシジミを見つけた。翅の裏はオレンジ色の地に黒の細やかな模様が一面にあって極めて印象深い。表側は一様にオレンジ色をしている。ゼフィルスと呼ばれるシジミチョウのなかまで、この時期(ちょうどクリの花が咲く頃)にしかいない。昼間は樹上で静止していてあまり飛ばないので目にする機会は少ない。卵で越冬し、春に孵化した幼虫はクヌギやコナラの葉や花を食べて育つ。
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(Data: 20170607; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-06-13 19:20 | 昆虫 | Comments(0)