時鳥庵晴耕雨読

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タグ:鱗翅目 ( 19 ) タグの人気記事


2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 09日

ゴイシシジミ・・・


 時鳥庵とその周辺ではゴイシシジミをよく見かける。小さなシジミチョウだが、翅の裏面は白地に黒い碁石模様をちりばめていて、そのコントラストは印象的だ。ただ翅表は一様に黒くて地味だ。このチョウの幼虫はササやタケに寄生するアブラムシ類を食べて育つ肉食性だ。この辺りにはアズマネザサやメダケが多いので、そこで発生しているのだろう。年4~5回くらいは発生しているようだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-09 14:03 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 27日

アゲハモドキ・・・


 ここのところの猛暑で、庵主は活動停止状態が続いている。早朝に畑の草刈りだけはしているが、それで全身びっしょりと汗に濡れてしまう。それでシャワーを浴びるともう外に出る気はしない。ニュースで毎日熱中症の話題が伝えられ、庵主も「年寄りの冷や水」にならぬよう、ここは扇風機の前で毎日過ごしているのだ。ちなみに時鳥庵ではよほどのことがなければ冷房は使わなくて済む。
 そんなある日、庭の小さな(おそらく実生)ミズキが丸坊主になっているのに気づいた。よく見ると白いものがいくつも付いている。アゲハモドキの幼虫だった。アゲハモドキの幼虫は体の表面に分泌した真っ白のロウ物質をつけているのだ。これは結構よく目立つ。そういえば、成虫が夜間、庵の灯りによく飛んでくるし、昼間、葉の上で休んでいるのを見ることも多い。幼虫もちょっと変わっているが、この成虫の容姿にはさらに驚く。ジャコウアゲハにそっくりなのだ。ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサなどを食べ、体内に毒を蓄えるので、鳥などの捕食者に嫌われており、それに擬態しているのだといわれている。ただ、ここ時鳥庵ではジャコウアゲハは今のところ見たことはない。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
ミズキ上の幼虫

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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
昼間見かけた成虫



by jichouan | 2018-07-27 17:55 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 07日

オオミドリシジミのなわばり・・・


 1週間ほど前に気付いたのだが、朝8時半ごろになると時鳥庵の窓の外に、何やらちらちらと光るものがすばやく、ぐるぐる回るように飛んでいるのが見える。ちょうど朝食をとっているころだ。ときには二つの飛翔物体が互いに追いかけるような飛び方もする。すぐに、これはオオミドリシジミのなわばり飛翔だと分かった。窓を開け外に出て確認すると、1匹のオスが庵の軒より少し上にある、ちょっと張り出したヒノキの枝先にとまっていた。時折周囲を飛び回っては、またもとの位置、あるいはその近くにとまる。そして他のオスが来ると、それを追い回し、またもとの位置に戻る。この時戻ったのはもとのオスかどうかは分からないのだが。やはりなわばり飛翔のようだ。なぜ、今まで気付かなかったんだろう。でも、家の中にいながら毎朝飛翔を見れるのだから、良しとしよう。
 このオオミドリシジミ、クヌギやコナラが食樹で、最近はかなり減ったというのだが、時鳥庵ではここのところ晴れた日には毎朝見られる。ただ、とまっているのは軒より高いところで、ほとんど下に降りてこないので撮影はできない。画像は昼間たまたま割と低い位置のクリの葉にとまったところを写したものだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-06-07 11:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 04月 25日

ツマキチョウ・・・


 時鳥庵の温室横にツマキチョウのメスがひっそりと翅を休めていた。ツマキチョウは飛んでいるとモンシロチョウやスジグロシロチョウとそれほど違わない。よく見ていると分かるのだが、はばたき方が少し違うし、少し小さい。しかも翅の裏には独特の唐草模様があって、何とも趣がある上、前翅の先端がヤマキチョウのように尖っているのだ。オスはその前翅先端の表側が黄色をしているのだが、飛んでいるとその斑紋はほとんど目立たない。春、3~5月だけに現れ、田畑や河原などの開けた所で普通に見られるのだが、案外気が付く人は少ない。ごく普通種ながら庵主の好きなチョウのひとつだ。時鳥庵では少ないが、下の谷津田まで行くと普通にいる。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-04-25 19:37 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 28日

ヒオドシチョウ・・・


 午前中、日だまりでまったりしていると、結構きれいなヒオドシチョウが飛んできた。今の時期に見られるのは成虫で越冬した個体なので、翅のいたんだのが多い。ところがこの個体は翅も完全に近く、鱗粉もそれほど剥離していない。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 この個体が去った後、入れ替わりにやってきたのは翅のいたんだやつだった。通常はこんなのが多い。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-03-28 10:58 | Comments(0)
2017年 11月 21日

ウスタビガ・・・


 ここのところ急に寒くなり、朝起きると時鳥庵の畑は霜が降りて真っ白になっていることもある。そんな寒さの中で毎晩玄関のしょぼい灯りに飛んでくる大きなガがいる。ヤママユの仲間のウスタビガだ。庵主はガはどちらかというと苦手なのだが・・・。
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 どれもオスのようだ。触角が櫛の歯状に広がっていて面白い形をしている。
(Data: 20171117; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-11-21 08:48 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 20日

モモブトスカシバ(その3)


 モモブトスカシバは昼間だけ活動し、各種の花に吸蜜に訪れるようだ。時鳥庵ではこの時期オカトラノオが多数咲いていて、それをあたかもハチのように吸蜜するのが観察できた。ホバーリングしながら吸蜜するのだが、花から花へと頻繁に移動するので追いにくい。面白いことにこのときあの発達した左右の後脚をこするようにしているのだ。何か意味があるのだろうか。
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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-07-20 20:12 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 14日

モモブトスカシバ(その2)


 アマチャヅルが食草だということが分かっているので、温室横でそれが多く自生しているところをちょいちょい見回ることにした。そうするとやはり昼ごろになるとどこからともなく現れ、繁茂する草の間を縫うように飛んでいる個体をいくつも見ることができた。飛びながら前脚で草の葉に触れ、どうやらアマチャヅルを探しているようだ。おそらく前脚を触れることによって食草を探すことができるのだろう。
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(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
 前脚を使って食草の探索をしている。目の前にある植物の葉に片っ端から触れて回る。この写真ではアマチャヅルの葉を見つけたところだ。おそらく匂いなどによっておおよその食草のありかを知り、その辺りを今度は前脚を使って探索するのだろう。

 食草を見つけたらすぐ産卵行動をとる。飛びながら前脚で食草を触り、腹端を食草の裏側に押し付けている。その時間は数秒から数十秒。
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(Data: 20170705; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)

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(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


 そして産卵していたアマチャヅルの葉の裏側を調べると卵らしきものがあった。大きさは測ってはいないが、おそらく直径0.6-0.7mmほどではないだろうか。
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(Data: 20170705; 7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


by jichouan | 2017-07-14 15:53 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 07月 11日

モモブトスカシバ(その1)


 6月29日に、温室横で面白い昆虫を見つけた。背の高い草の葉の上に何かハチのような昆虫がとまったので近寄って見るとハチではなく、スカシバガ科のガだった。この仲間はどれもハチ類に擬態しているようで、翅が透明だ。調べるとモモブトスカシバだということが分かった。アマチャヅルが食草で、その茎に虫えいを作り、幼虫はその中で育つらしい。アマチャヅルはそこらに普通にある。この日はその1個体を見ただけだが、それ以降注意していたら、毎日それなりに観察することができ、今(7月11日)もまだ観察できる。産卵や吸蜜の様子も撮影できたので整理でき次第アップしようと思う。
 まず、今回は葉上に静止するモモブトスカシバだ。翅は閉じているのでそれが透明かどうかは分からない。後脚は長く発達し長い毛で覆われている。独特のスタイルをしているし、触角はセセリチョウのそれに似た形をしている。面白いことに毎日正午近くなるとどこからともなく現れ、活動を開始するのだ。
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(Data: 20170629; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)

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(Data: 20170705; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-07-11 14:34 | 昆虫 | Comments(0)