時鳥庵晴耕雨読

  時鳥庵         jichouan        じちょうあん         時鳥庵         jichouan         じちょうあん 
Top

タグ:鱗翅目 ( 23 ) タグの人気記事


2018年 10月 26日

時鳥庵の樹液酒場(その5、ベニシタバ)


 ベニシタバは時鳥庵ではやや少ないカトカラだ。それでも7月20日前後には毎晩見ることができた。後翅は鮮やかな紅色をしていて、結構美しいのだが、あまり前翅を開かないので後翅がよく見えないことが多い。時鳥庵では7月にはこのように種類は少ないのだが、多くの個体のカトカラが夜間樹液に集まる。庵の灯火にはほとんど来ないのだが・・・。
a0342569_15353978.jpg
a0342569_15355028.jpg
a0342569_15360415.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-10-26 15:37 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 10月 23日

アカタテハ・・・


 草刈を終えて庵に戻ってくると、日当たりのよい所にアカタテハがいた。どこにでもいるチョウだが結構美しい。このオレンジ色の斑紋は羽化したてではもう少し赤みを帯び、そのことからこの和名がついたのだろう。翅の裏側は地味だが、結構複雑な独特の模様があって、特異だ。幼虫はヤブマオやカラムシ、イラクサなどイラクサ科の植物の葉を食べて育つ。庵主の好きなチョウの1つである。
a0342569_17365152.jpg
a0342569_17370153.jpg
a0342569_17371038.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-10-23 17:38 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 10月 20日

時鳥庵の樹液酒場(その4、キシタバの仲間)


 これもシロシタバと同じカトカラの仲間だ。最盛期は7月下旬で、やはり個体数も多い。キシタバの仲間は結構種類が多く、ガに疎い庵主には種名までは分からない。また、すべて同じ種類なのか、それとも何種か混じっているのかもわからない(蛾類図鑑にはほとんどの種が極めて鮮明な写真で図示されているのだが、不見識な庵主には区別がつかないのだ)。どれも後翅に黄色い斑紋をもつが、やはり前翅は地味な色彩で、翅を閉じている時は樹皮と紛らわしい。シロシタバと比べると一回り小さい。
a0342569_16031818.jpg
a0342569_16035237.jpg
(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
a0342569_16032963.jpg
a0342569_16033777.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

一番上の画像にはキノコゴミムシも写っている。また、一番下の画像の個体は他のに比べて、前翅の色彩がやや淡い。別種なのだろうか?



by jichouan | 2018-10-20 16:08 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 26日

時鳥庵の樹液酒場(その3、シロシタバ)


 ヤガ科のガの仲間でカトカラと呼ばれている中~大型のグループがいる。このカトカラという名前は属名のCatocala に由来する。前翅は地味で樹木の樹皮のような色をしているのだが、後翅は種によって白、紅、黄それに紫などの大きな斑紋を持っていて、結構美しく、この仲間を熱心に集めている人も多いらしい。庵主はガにあまり関心はないし、ほとんど撮影もしない。なぜかというと、もともと好きではないのもあるが、とにかく種類が多く、これに手を染めるときりがないからだ。それでも少ないながらいくつか気に入っているグループはあって、それらは機会があるごとに撮影している。そのひとつがこのカトカラだ。
 カトカラは灯りにもよく飛来するが、夜間樹液に多く集まる。時鳥庵でも7-8月には樹液に多く集まる。もっとも多いのはシロシタバで、これはとにかく多い。幼虫がサクラ類を食べるようで、時鳥庵にはヤマザクラが多いので、それを食べているのだろう。昼間ヤマザクラの幹にとまっている成虫もしばしば見かける。
 さて、そんなカトカラの後翅のやや派手な斑紋。例えばシロシタバを昼間見かけるとたいてい翅は閉じられていて、前翅しか見えない。後翅は前翅の下に隠されているのだ。
a0342569_12184961.jpg
(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
昼間ヤマザクラの幹にとまるシロシタバ。白い後翅の斑紋は前翅の下にたたまれて見えない。

 しかし、天敵の鳥などに襲われた時、翅を開いて派手な後翅を見せる。襲った鳥はというと、急に出てきた予想もしていなかった派手な色に驚き逃げるのだ。そう解釈されている。ちなみに、夜、樹液に来ている時は翅を半開きにしていて、後翅の斑紋が見えることが多い。
a0342569_12190043.jpg
a0342569_12191148.jpg
(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
a0342569_12192371.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-26 12:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
a0342569_13221004.jpg
a0342569_13222229.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 09日

ゴイシシジミ・・・


 時鳥庵とその周辺ではゴイシシジミをよく見かける。小さなシジミチョウだが、翅の裏面は白地に黒い碁石模様をちりばめていて、そのコントラストは印象的だ。ただ翅表は一様に黒くて地味だ。このチョウの幼虫はササやタケに寄生するアブラムシ類を食べて育つ肉食性だ。この辺りにはアズマネザサやメダケが多いので、そこで発生しているのだろう。年4~5回くらいは発生しているようだ。
a0342569_14021814.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-09 14:03 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 27日

アゲハモドキ・・・


 ここのところの猛暑で、庵主は活動停止状態が続いている。早朝に畑の草刈りだけはしているが、それで全身びっしょりと汗に濡れてしまう。それでシャワーを浴びるともう外に出る気はしない。ニュースで毎日熱中症の話題が伝えられ、庵主も「年寄りの冷や水」にならぬよう、ここは扇風機の前で毎日過ごしているのだ。ちなみに時鳥庵ではよほどのことがなければ冷房は使わなくて済む。
 そんなある日、庭の小さな(おそらく実生)ミズキが丸坊主になっているのに気づいた。よく見ると白いものがいくつも付いている。アゲハモドキの幼虫だった。アゲハモドキの幼虫は体の表面に分泌した真っ白のロウ物質をつけているのだ。これは結構よく目立つ。そういえば、成虫が夜間、庵の灯りによく飛んでくるし、昼間、葉の上で休んでいるのを見ることも多い。幼虫もちょっと変わっているが、この成虫の容姿にはさらに驚く。ジャコウアゲハにそっくりなのだ。ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサなどを食べ、体内に毒を蓄えるので、鳥などの捕食者に嫌われており、それに擬態しているのだといわれている。ただ、ここ時鳥庵ではジャコウアゲハは今のところ見たことはない。
a0342569_17514307.jpg
a0342569_17515367.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
ミズキ上の幼虫

a0342569_17520859.jpg
a0342569_17521887.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
a0342569_17522870.jpg
(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
昼間見かけた成虫



by jichouan | 2018-07-27 17:55 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 07日

オオミドリシジミのなわばり・・・


 1週間ほど前に気付いたのだが、朝8時半ごろになると時鳥庵の窓の外に、何やらちらちらと光るものがすばやく、ぐるぐる回るように飛んでいるのが見える。ちょうど朝食をとっているころだ。ときには二つの飛翔物体が互いに追いかけるような飛び方もする。すぐに、これはオオミドリシジミのなわばり飛翔だと分かった。窓を開け外に出て確認すると、1匹のオスが庵の軒より少し上にある、ちょっと張り出したヒノキの枝先にとまっていた。時折周囲を飛び回っては、またもとの位置、あるいはその近くにとまる。そして他のオスが来ると、それを追い回し、またもとの位置に戻る。この時戻ったのはもとのオスかどうかは分からないのだが。やはりなわばり飛翔のようだ。なぜ、今まで気付かなかったんだろう。でも、家の中にいながら毎朝飛翔を見れるのだから、良しとしよう。
 このオオミドリシジミ、クヌギやコナラが食樹で、最近はかなり減ったというのだが、時鳥庵ではここのところ晴れた日には毎朝見られる。ただ、とまっているのは軒より高いところで、ほとんど下に降りてこないので撮影はできない。画像は昼間たまたま割と低い位置のクリの葉にとまったところを写したものだ。
a0342569_11110898.jpg
a0342569_11111769.jpg
a0342569_11112723.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-06-07 11:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 04月 25日

ツマキチョウ・・・


 時鳥庵の温室横にツマキチョウのメスがひっそりと翅を休めていた。ツマキチョウは飛んでいるとモンシロチョウやスジグロシロチョウとそれほど違わない。よく見ていると分かるのだが、はばたき方が少し違うし、少し小さい。しかも翅の裏には独特の唐草模様があって、何とも趣がある上、前翅の先端がヤマキチョウのように尖っているのだ。オスはその前翅先端の表側が黄色をしているのだが、飛んでいるとその斑紋はほとんど目立たない。春、3~5月だけに現れ、田畑や河原などの開けた所で普通に見られるのだが、案外気が付く人は少ない。ごく普通種ながら庵主の好きなチョウのひとつだ。時鳥庵では少ないが、下の谷津田まで行くと普通にいる。
a0342569_19344612.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-04-25 19:37 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 28日

ヒオドシチョウ・・・


 午前中、日だまりでまったりしていると、結構きれいなヒオドシチョウが飛んできた。今の時期に見られるのは成虫で越冬した個体なので、翅のいたんだのが多い。ところがこの個体は翅も完全に近く、鱗粉もそれほど剥離していない。
a0342569_10571168.jpg
(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
a0342569_10572259.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 この個体が去った後、入れ替わりにやってきたのは翅のいたんだやつだった。通常はこんなのが多い。
a0342569_10575755.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-03-28 10:58 | Comments(0)