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時鳥庵晴耕雨読

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タグ:鞘翅目 ( 56 ) タグの人気記事


2019年 05月 18日

ヒゲブトハナムグリ・・・

 ヒゲブトハナムグリはちょっと変わったコガネムシで、ヒゲブトハナムグリ科に所属している。4-6月に出現し、地面近くを良く飛び回り、その分布はちょっと局地的だ。時鳥庵の周辺でもいるかもしれないと以前から探していたが見つからず、諦めていたのだが、5月16日に時鳥庵から1kmも離れていないところで発見した。草の葉の先端にとまるオスを1匹見つけたのだ。庵主にとっては貴重な記録になるし、この地域からの記録があるのかどうかも分からないので、撮影後記録を残すために採集しようと思っていた。ところが、いざ採ろうとした時、それまでおとなしくとまっていたのが、突然飛んで逃げてしまった。これはちょっと悔しかったので、翌17日再び同地に赴き探してみたのだ。個体数は少なく、ちょっと苦労したが、2時間かけてなんとか4匹のオスを見つけることができた。そうなると今度はメスも探したくなる。またしばらく通うことになるか。やれやれ・・・。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2019-05-18 19:58 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 01日

シロスジメダカハンミョウ・・・


 西表島のちょっと薄暗い森林の中を歩いているとき、足もとからハエのように飛び立ち、すぐ近くのシダの上にとまった昆虫に気付いた。近寄ってよく見るとシロスジメダカハンミョウ八重山亜種(Therates alboobliquatus iriomotensis Chujo)だった。この種は屋久島から南に分布していて、2亜種に分類されている。屋久島から沖縄島に分布する屋久島亜種(yakushimanus Nakane)と、石垣島と西表島に分布するこの八重山亜種だ。通常、多くのハンミョウは日当たりのよい地面や河原、砂浜にいることが多いが、この種はやや薄暗い森林内の地面や低い植物の上にいる。おまけに小さいので庵主のような老眼の目ではなかなか見つけにくい。それでもあまり敏捷ではないので、一旦見つけると撮影はそれほど難しくはない。
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 ところで、庵主は今石垣島にいるのだが、天気が悪く宿に閉じこもっている。この時期は天候が不安定で、こんなことも多い。西表島では少しオーバーワークだったので、ちょっとした休養と思っている。今日は新しい元号が発表される日なので、それを待ちながら、泡盛でもたしなむとしよう。

by jichouan | 2019-04-01 09:18 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 25日

トガリバアカネトラカミキリ・・・


 一月ほど前、三浦半島にアザミウマを探しに行ってきた。その折、クダアザミウマの一種のコロニーを樹種不明の枯れ枝上で見つけた。おそらくHoplothrips属だろうと思うが未同定。枝ごと持ち帰り、そのうち調べようと思ってタッパの中に入れておいた。時々その様子を見ていたのだが、3日前に見てみると1匹のトラカミキリが羽脱していたのだ。ここのところ、2月にしてはちょっと暖かい日が続いたので、その陽気に誘われて出てきたのだろう。よく見るとトガリバアカネトラカミキリだった。関東の低地では5月の連休頃によくカエデやガマズミ、コゴメウツギなどの花上で見かける、どちらかというとおなじみのトラカミキリだ。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2019-02-25 12:41 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 02日

時鳥庵の樹液酒場(その10、スジクワガタ)(最終回)


 この種もコクワガタ同様国内では普遍的に見られる種で、個体数も少なくない。コクワガタよりいくぶん小さく、鞘翅の表面には明瞭な縦条が見られるのだが、中・大型のオスではそれが弱まり、コクワガタのそれに似てくる。しかし、大顎の内歯が常に2歯状であることで、区別は容易だ。また、コクワガタの小型オスでは内歯が無くなるのだが、本種では常に小さな内歯を持つ。時鳥庵では灯火にはあまり来ないが、樹液には普通に見られる。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
一番下の個体は小さいオスだ。良く見ると大顎に小さな内歯がある。



by jichouan | 2019-02-02 13:23 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 25日

時鳥庵の樹液酒場(その9、コクワガタ)


 コクワガタはどこにでもいるもっとも普遍的に見られるクワガタムシだが、時鳥庵の灯火にはあまり飛んでこない。だからと言って少ないかというとそうでもなく、樹液などには普通に集まっている。秋には熟したイチジクの果実にも来ていた。成虫で越冬する種類なので、5月ごろから9月ごろまで活動している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2019-01-25 11:38 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 17日

再びニホンホホビロコメツキモドキ・・・


 久しぶりに時鳥庵に行ってきた。庵主は越冬中ではあるが、果樹、主にウメ、モモ、スモモなどの剪定や、温室の水やりのためだ。温室の寒蘭は気温がかなり低くなるので、水を控え冬眠させているのだ。それでも月に一度は水をやりに行かなければならない。この方法でこれまでは何とか維持しているのだ。
 話は変わるが、そのついでに枯れたメダケを少し割ってみた。昨年5月ごろ、多数の成虫を確認したニホンホホビロコメツキモドキの新成虫を確認するためだ。切ったメダケを積んでおいた所(ここで成虫が産卵していた)に行って、何本かを選び割ってみたのだ。ほどなく大きなメス成虫が出てきた。やはり時鳥庵の中で発生していたことが分かった。メスオスも出てきた。いくらか採集してみると太いメダケからは大きな成虫が、細いメダケからは小さな成虫が出てくる。これは餌(うる覚えだが、メダケの内側表面に繁殖した菌類を餌にしているのだと記憶している)の量に関係するのだろう。太いほど餌の量が多いということではないだろうか。それに、成虫がいたメダケの内側に、必ず一か所四角形に角ばったくぼみが穿たれている。これは将来脱出孔になるのだろう。発生期にはまだまだ早いが、すでにその準備をしているのだろう。ちなみに本種の脱出孔も外から見ると四角形なのだ。多くの昆虫は丸い脱出孔を穿つのに、ちょっと変わっていて面白い。これはメダケの筋張った繊維質な材質に関係しているのではあるまいか?
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出てきた大きなメス

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太いメダケから大きなオス

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細いメダケから小さなオス

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メダケの内側に穿たれたくぼみ

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脱出孔は四角い

(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2019-01-17 13:45 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その8、ノコギリクワガタ)


 時鳥庵でノコギリクワガタは年によって発生数に増減があるようだ。一昨年は結構多く、庵のしょぼい灯火(玄関を照らす、小さな白熱電球)にも良く飛来したのだが、昨年は全く飛来しなかった。樹液にも1♀2♂が来ていただけだった。夜、樹液に来ているところを懐中電灯で照らすと、相当赤く見え、やたら美しいのだ。やはり多いのは6・7月で、8月になると少なくなってしまう。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2019-01-10 17:28 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 12月 28日

時鳥庵の樹液酒場(その7、ミヤマクワガタ)


 時鳥庵で一番多く目につくクワガタムシはミヤマクワガタだ。庵の灯火には6月の中頃から飛来し始め、8月にはまったく来なくなる。しかし、樹液では8月の中頃まで見ることができる。また、灯火に飛来するのは6月中頃から7月中頃までが多いのだが、樹液には7月中頃から多く集まるようになる。ただ、年によって少ない年もある。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2018-12-28 16:12 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 21日

ハンミョウ 2018


 今年もハンミョウ(=ナミハンミョウ)の撮影に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。ただ、今年は既に発生のピークを過ぎていたのか、数は少なかった。6月にケガをして以来ちょっとさぼり気味だったので、何とも致し方ない。毎年相当数の写真を撮っているのだが、今年は特に低いアングルで、真横からの写真にこだわってみた。これまで撮影した写真の多くは斜め上から撮影したものが多い。それで真横から撮ってみようと思ったのだが、これが結構難しい。悪戦苦闘した結果の一部をアップしておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-21 11:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 08日

トウキョウヒメハンミョウ・・・


 時鳥庵の庭で、葉の上にトウキョウヒメハンミョウがいた。小さな種類で、体長は1㎝ほどだろうか。普通のハンミョウ(=ナミハンミョウ)のような派手さはなく、暗灰褐色の地味な色彩をしているが、拡大してみると微妙な光沢があって結構美しい。ただ、小さくて地味な色彩をしているので、落ち葉が敷き詰められた地面にとまっていると、庵主の老眼では発見はほとんど不可能だ。舗装された所なら何とか見つけることもできるのだが。
 時鳥庵の庭からはハンミョウ(=ナミハンミョウ)とニワハンミョウに続いて3種目の記録になる。面白いのはこの種の分布で、名前でもわかるように東京都を含めた関東地方(静岡県の記録もある)に分布するのだが、かなり隔たった九州(山口県の記録もある)にも分布している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2018-09-08 14:05 | 昆虫 | Comments(0)