時鳥庵晴耕雨読

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タグ:寒蘭 ( 18 ) タグの人気記事


2017年 12月 30日

寒蘭2017(その6、最終回)


 庵主は、画像データを時鳥庵に置き忘れてきたためにいささか期間が開きすぎたし、また時期的にも寒蘭はすでに終わったので、ちょっとやる気をなくしてしまった。それでも、今年初めて咲いた(もちろん時鳥庵では初めてということだが)花があるので、それをアップして、今年は幕としよう。
 まずは日向寒蘭の「竜雪」だ。素心の銘品で花は大きくはないが、とにかく形よく咲く。舌も短めでしっかりしており大変良い。時鳥庵の株はそれなりに成長しているのだが、なぜか今まで咲かなかった。まだ初花なので、今後充実してくるともっとよい花を咲かせてくれるだろう。(タイトルを訂正しました。その5→その6。2018年3月9日)
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 次にこれは無銘でしかも産地もはっきりしないのだが、一文字咲きのちょっと紫の混じったような桃花で、舌がベタ風の花だ。一輪だけ形よく咲いてくれた。これはまだ株が充実していないので、今後に期待している。
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 今年の寒蘭は花芽をセスジツユムシにかじられてしまったことと、おそらく天候不順に関係していると思うのだが、花芽の上がるのが遅すぎたために、きれいに開ききらなかった花があったりして、散々だった。来年に期待しよう。

by jichouan | 2017-12-30 17:22 | 園芸 | Comments(0)
2017年 11月 30日

寒蘭2017(その5)


 土佐寒蘭「梅寿(ばいじゅ)」。桃花や黄花、白花で有名な宿毛の西谷が原産地の白黄花で、花弁はやや厚く、幅もあって型崩れしにくい良い花だ。舌の赤点も印象的だ。難を言うと花茎がやや伸びにくく、今回も成長途中で止まってしまい、5花のうち上の3花は花間が詰まってしまいお見せできるような状態ではない。状態のよい下の2花だけの画像だ。(タイトルを訂正しました。その4→その5。2018年3月9日)
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(Data: 20171126; D7000; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-11-30 17:37 | 園芸 | Comments(0)
2017年 11月 26日

寒蘭2017(その4)


 土佐寒蘭の「赤富士」。花弁のしっかりした紅花で、舌は無点系。形もすこぶる良い。良く咲けば結構赤く咲くのだが、今年は残念ながら色が乗らなかった。もう少し遅く咲いた方が色はよく出ると思う。7花がついたので姿はよい。光のあて方で全く違う花に見える。実力のある花だと思うのだが・・・。
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(Data: 20171116; D7000; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-11-26 17:31 | 園芸 | Comments(0)
2017年 11月 17日

寒蘭2017(その3)


 これもおなじみの薩摩寒蘭「白妙(しらたえ)」だ。素心花の代表的な銘品だが、命名以降紆余曲折があって、どれが本物(命名株の系統)か分からなくなってしまっているらしい。いずれにしても「白妙」と名の付いているものは、大輪の素心で葉は垂れ葉であることが多い。昨年、この株は遅く花芽が上がったせいもあって、花は完全に開ききらなかった。今年は6花が正常に咲いてくれた。花弁は結構厚みがあって良いのだが、少し抱え気味だ。もう少し株に力が付いてくるともっと良くなると思う。
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(Data: 20171113; D7000; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-11-17 16:38 | 園芸 | Comments(0)
2017年 11月 11日

寒蘭2017(その2)


 おなじみの薩摩寒蘭「大泉(だいせん)」だ。紅花で舌はコンスタントに無点で咲いてくれる。まだ株が充実していないので、今年も花は少なく4花だけ(昨年は3花)だが、形よく咲いてくれた。もうかなり普及したようでそこそこ入手しやすくなったが、やはり名花だ。庵主の気に入っている寒蘭の1つだ。
 ところでこの寒蘭、観賞するのは花と葉姿だが、それにも引けを取らないのが花の香りなのだ。戦前は花などよりこの香りのために寒蘭が栽培されていたのだと主張する事情通もいる。今、時鳥庵の庵にはこの4花だけの「大泉」1鉢だけが置いてあるのだが、それでも庵全体がほのかに香る。何とも癒される香りだ。しかも不思議なことに、この香り、よく匂う日とそうでない日があるのだ。その日の気温や温度・湿度などの条件によるのだろうか、庵主にはよくわからない。今日はよく匂っている。画像はちょっとブレていたり、ピンが甘かったりするのだがお許しいただきたい。
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(Data: 20171110; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-11-11 08:38 | 園芸 | Comments(2)
2017年 10月 29日

寒蘭2017(その1)


 今年の寒蘭は大失敗をした。花芽が上がり出したころ温室内にセスジツユムシが侵入し、花芽を片っ端から食べたのだ。これにはちょっとがっかりした。それでも半分は残った。誠に残念である。
 さて、今年最初に咲いたのは「華神」だった。この寒蘭は日向寒蘭だと言われているが、土佐寒蘭の「智の舞」はそっくりで、同じものではないかと思われる。事情通によれば採取されたのは土佐で、その後日向に持ち込まれ命名されたのではないかとのことだ。幅のある花弁と舌が特徴の紅花。今年は2本花芽が上がったのでどちらか良い方を残してもう一方は切り取る予定だったのだが・・・。 一本は完全に食べられ、もう一本も4つしかなかった蕾の1つをかじられてしまった。それでも3花は無事開花。大きさも形も悪くはなかった。もう少し遅く咲いてくれれば色ももっとよくのったと思うのだが・・・
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(Data: 20171027; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-10-29 10:25 | 園芸 | Comments(0)
2016年 12月 20日

寒蘭2016(その9・最終回)


 今年の寒蘭は終わった。今年の咲き方から時鳥庵の寒蘭にはいくつかの課題があるのが分かった。特に一番の課題は、花茎の伸びが悪かったことだ。花茎がある程度伸びたころ、急に気温が下がってしまったのが原因かもしれない。早い時期に伸びたのはそれなりに伸びたのもあるのだ。特に昼間の温度が上がらず、それが原因の一つかと思っている。来年はちょっと温度管理に気をつけたい。今年一番期待した「白妙」も伸びず、開かずで終わってしまった。
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 この白妙、ラベルには「大雄系」とある。全開しなかったが、その花弁はちょっと厚く、咲けばかなり良い花になるのではと期待しているのだが・・・

 悪いことばかりではない。赤花や桃花の色の出は東京で咲かせるよりかなり良い。昼夜の温度差が大きいためだと思う。特に桃花は素晴らしい色で咲く。これまで庵主は桃花はあまり好みではなかったので、集めていなかったが、少し見直そう。 庵主が持つ貴重な桃花「桃里」。土佐寒蘭の普及品だ。安価で入手できる。これだけの色が出れば普及品といえども馬鹿にはできない。
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by jichouan | 2016-12-20 11:39 | 園芸 | Comments(2)
2016年 12月 06日

寒蘭2016(その8)


 日向寒蘭「旭陽」。形のよい紅花で、半巻きの舌は幅があって魅力的だ。思ったより色が出ず、更紗花のように咲いた。色が出れば素晴らしい花になると思う。
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 土佐寒蘭「玉姫」。小ぶりで、花弁に幅のある白黄花だ。舌は無点系。
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 透き通るような花弁は魅力的だ。正面から光をあてる(一番下の写真)と少しだけ黄色味がかっているのがわかる。

by jichouan | 2016-12-06 12:40 | 園芸 | Comments(0)
2016年 12月 02日

寒蘭2016(その7)


 「西海の誉」。長崎県産の更紗花で、舌は無点系。小さな株に3輪ついた。それでも花は大きく形も整っていた。庵主の寒蘭の花の写真は多くは弱い逆光のもとで写している。透けるような花の感じが好きなので。好みの問題だ。逆に正面からの光りで写すと雰囲気がまったく違ってくるので、時々それもまじえている。
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 日向寒蘭「司の華」。平肩咲きの大輪花で、白花準素心とかいわれているが、素心に限りなく近い。これも小さな株に5輪付いたが、まだまだ力不足。本咲きでは花の幅は10㎝以上になるが、8㎝ほどしかなかった。
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 力不足とはいえ、やはりこの花の実力は大したもので、見あきない。あと数年しないと本咲きは望めそうもないのだが・・・。

by jichouan | 2016-12-02 10:36 | 園芸 | Comments(0)
2016年 11月 29日

寒蘭2016(その6)


 土佐寒蘭「武陵」。古い銘品で、桃花の草分けの一つだろう。おそらく同じ西谷の日光が出てくるまでは桃花の代表だったのではないだろうか。
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 結構花茎が伸びたが、花数が多くしかも花自体が大きいので花間が詰まった印象を受ける。花の幅は10㎝ほどもあり大輪である。時鳥庵では桃花の色の出はよさそうだ。

 「養翠」。この花に関して庵主は何も知らない。ただラベルにそう書いてあるだけである。U氏の所有だ。
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 まず、花茎がよく伸び、花間は十分だ。花はそれこそ翡翠色で、花弁のキレよく、形が整っている。よい花だと思う。優等生だ。

by jichouan | 2016-11-29 19:29 | 園芸 | Comments(0)