時鳥庵晴耕雨読

  時鳥庵         jichouan        じちょうあん         時鳥庵         jichouan         じちょうあん 
Top

タグ:ムシヒキアブ科 ( 26 ) タグの人気記事


2018年 08月 29日

ムシヒキアブ2018(ホソムシヒキの一種)


 これは奥日光で8月1日に撮影したものだ。生い茂るササの間を飛んでいるのを見つけ、とまったところを撮影したものだ。残念ながら撮影できたのはこの1カットのみ。このカットを撮影後、すぐに飛び立ち、またササの葉の間に消えて行った。
 かなり細型の体形で、一見昨年掲載したニトベハラボソツリアブにも似ている。ただし後脚は若干短めなので、ツリアブではなくムシヒキアブだということに気付いた。ホソムシヒキ亜科に属する種類なのだが、残念ながらこの亜科に関する情報は極めて少なく、種までの同定には至っていない。日本には10数種が分布しているようだが、栃木県からはミノモホソムシヒキとアメイロホソムシヒキの2種が記録されているという。この2種のうちのどちらかなのだろうか?
a0342569_15512986.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-29 15:53 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 21日

ムシヒキアブ2018(ムラサキクチブトイシアブ)


 今年も時鳥庵の庭でムラサキクチブトイシアブの撮影に成功した。かなり珍しい種類らしく、中山(双翅目談話会「はなあぶ」 no. 43; p. 3)によると知られている分布は愛媛県、京都府、それに栃木県だけだという。この栃木県というのは時鳥庵の庭なのだ。ただ、最近、岐阜聖徳学園大学の「昆虫図鑑・ムシヒキアブ図鑑」http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/07hae/mushihikiabu/index.html(理科教材としてネット上に公開している)の中に、本種らしい画像が掲載されているのを見つけた。撮影地は岐阜市で2カットあり、「未同定」となっている。
 時鳥庵では一昨年から現時点までに6個体を確認しているし、これまで2回アップしている。(2016年の記事はこちら、2017年の記事はこちら)まだまだ観察例が少ないのだが、これまで本種に関して分かったこと、感じたことなどをここに記録しておく。1)発生時期:8月4日から8月26日の間に観察している。2)活動時間:13時30分から16時30分の間に観察している。すべて午後だというのはちょっと興味深い。他のイシアブ類の多くは午前中に多く観察でき、14時を過ぎるとあまり見なくなることが多い。3)見られる場所:日当たりのよい葉の上や樹皮のない倒木上など。これは他のイシアブ類と同じなのだが、どちらかというと低い位置、だいたい地面から30㎝以内にとまることが多く、それより高い位置にはあまりとまらない。また地面にとまることもあるのもイシアブ類としては珍しいのではないだろうか。
a0342569_10233284.jpg
(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
地面にとまるムラサキクチブトイシアブ


 今年は8月18日の午後2時18分前後に見つけた。撮影はできたが、採集はできなかった。
a0342569_10234316.jpg
a0342569_10235382.jpg
a0342569_10240164.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-21 10:27 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 30日

ムシヒキアブ2018(Ommatius sp.)


 (タイトルの1018は間違いで、正しくは2018でしたので訂正しました:7月7日)
 時鳥庵とその周辺から14種目のムシヒキアブを見つけた。ほぼ1年ぶりの更新記録だ。見つけたのはOmmatius属の未同定種で、未記載種(まだ学名がついていない=新種)の可能性もある。調べたところ、国内ではその存在が広く知られているものの、同属には多数の外国産の種がいてそれらとの比較ができていないので同定できていないということらしい。和名もない。小型種でその触角は細くて櫛のように枝分かれしている。
a0342569_17040247.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
細くて枝分かれした触角が見える

 この種の存在は庵主も知っていたのだが、とにかく小さい。6~8㎜くらいだろう。それでも拡大するとしっかりムシヒキアブだということが分かる。それにいるところがまた際立っている。草はらのそれほど高くない(ひざ下くらい)イネ科植物の葉先にとまっているのだ。葉先を眺めながらカンカン照りの草はらを腰をかがめて徘徊するのは何ともきつい。見つけてからも大変だ。細い葉先は常に風を受け揺れ動いているのだ。結構な接写になるので、揺れている被写体は撮影できない。ファインダーをのぞきながらずっと眺め続けていると、一瞬揺れがとまるときが必ずある。その瞬間にシャッターを切るのだ。何ともストレスのたまる撮影だ。それでもここの所数日かけて結構な量の撮影ができた。ネットでもあまり画像を見ないのでちょっと多めに貼っておこう。
a0342569_17041502.jpg
a0342569_17042649.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
a0342569_17043657.jpg
a0342569_17044769.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 16mm)
メス

a0342569_17045989.jpg
a0342569_17051147.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
a0342569_17052690.jpg
a0342569_17053754.jpg
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 10mm)
オス



by jichouan | 2018-06-30 17:12 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 14日

ムシヒキアブ2017(ハタケヤマとアイノの?産卵)


 ハタケヤマヒゲボソムシヒキとアイノヒゲボソムシヒキを観察していると、時々メスが地面に降りることがある。枯れ葉の間にもぐりこんだり、草むらの中にもぐりこんだりする。そしてときには腹端を地面に押し当て左右に小刻みに震わせることもあるのだ。オスはこの行動をとらないので、産卵しているのではないかと庵主は思っているのだが、どうだろう。調べると、雑誌「はなあぶ」のNo.14に春沢圭太郎氏による「アイノヒゲボソムシヒキとハタケヤマヒゲボソムシヒキの産卵と孵化の観察」という記事があるのだが、残念ながら庵主の手元にない。
 まずはハタケヤマヒゲボソムシヒキ。
a0342569_19075029.jpg
a0342569_19080544.jpg
a0342569_19081850.jpg
a0342569_19083116.jpg


 次はアイノヒゲボソムシヒキ。
a0342569_19084171.jpg
a0342569_19085480.jpg
(Data: 20171026; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-14 19:11 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 07日

ムシヒキアブ2017(アイノヒゲボソムシヒキの?求愛行動)


 今回はアイノヒゲボソムシヒキの求愛行動だ。基本的にはハタケヤマヒゲボソムシヒキのそれと同じで、静止したメスにオスがホバーリングしながら近づく。そして近くにとまり近づいて前脚でメスの体を触る。その後は連れ立って飛んでしまうので、この場合も交尾に至ったかどうかは未確認なのだが・・・
a0342569_16032346.jpg
a0342569_16034026.jpg
a0342569_16035162.jpg

 そして次はおまけだ。静止しているハタケヤマのメスにアイノのオスが求愛行動をとっているのを見たのだ。しかしこの後すぐにハタケヤマのオスが割って入り、このアイノのオスは追いやられてしまった。
a0342569_16041388.jpg
右がアイノのオスだ

a0342569_16042681.jpg
右上から飛んできたのがハタケヤマのオスだ
(Data: 20171021; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-07 16:15 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 05日

ムシヒキアブ2017(ハタケヤマヒゲボソムシヒキの?求愛行動)


 今回はハタケヤマヒゲボソムシヒキとアイノヒゲボソムシヒキの求愛行動らしきものを観察した。どちらの種類もほぼ同じような行動をとる。静止しているメスにホバーリングしながら近づいたオスは近くにとまって前脚でメスの体に触れるという行動をとる。たいていはその後連れ立って飛び去ってしまうので交尾に至ったのかどうかは分からない。だからこれが本当に求愛行動かどうかは今のところ「?」だ。まずはハタケヤマ。
a0342569_11022079.jpg
a0342569_11023226.jpg
 静止しているメスの前からオスが近づく。

a0342569_11030297.jpg
a0342569_11031403.jpg
 そのうち後ろに回って近くにとまる。

a0342569_11034019.jpg
 前から迫るオス(上がメス、下がオス)

a0342569_11040859.jpg
 後ろから迫るオス(左がメス、右がオス)
(Data: 20171021; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-05 11:09 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 02日

ムシヒキアブ2017(アイノヒゲボソムシヒキ)


 ハタケヤマヒゲボソムシヒキと同時に見られる、やはり体が長い毛で覆われたムシヒキアブだ。この両種、生息環境もよく似ており、このように近縁な2種が競合しないで同時に見られるのはちょっと嬉しい。ハタケヤマの体を覆う毛は黄褐色~赤褐色だが、アイノの方は灰色や黒色の毛が多く、褐色の毛も生えるが少ない。特に後脛節の腹側の毛がハタケヤマでは黄金色なのに対して、アイノでは銀色っぽいので、紛らわしい時はそこを見ればよい。上の4枚の画像はメス、下の4枚がオスだ。すべて10月26日に奥日光で撮影した。
a0342569_09533298.jpg
a0342569_09534180.jpg
a0342569_09535203.jpg
a0342569_09540017.jpg
ここからがオス
a0342569_09541097.jpg
a0342569_09542158.jpg
a0342569_09543166.jpg
a0342569_09544237.jpg
(Data: 20171026; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-02 09:58 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 10月 21日

ムシヒキアブ2017(続・ハタケヤマホゲボソムシヒキ)


 前回の記事(10月12日)では、ハタケヤマヒゲボソムシヒキのメス・オスの見極めが不十分だったことを反省し、10月18日に再び奥日光に行き、今度はメス・オスを見極めてから写真撮影してきた。まずはメス。
a0342569_13464512.jpg
a0342569_13465653.jpg
(Data: 20171018; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
a0342569_13471263.jpg
(Data: 20171018; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 以下はオスだ。翅は腹部より短い。
a0342569_13472371.jpg
a0342569_13473900.jpg
(Data: 20171018; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
a0342569_13474996.jpg
(Data: 20171018; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-10-21 13:49 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 10月 12日

ムシヒキアブ2017(ハタケヤマヒゲボソムシヒキ)


 秋も深まって木々の葉が紅に染まり出す頃、やっと出現するムシヒキアブがいる。腹部が黄褐色~赤褐色の長い毛で覆われたハタケヤマヒゲボソムシヒキだ。主に山地で見られる。奥日光でも比較的よくみられ、日当たりのよい葉の上や樹皮のない倒木、ときには石の上などに静止して、餌となる昆虫が飛来するのを待ち受けている。長い毛のせいで実際の大きさより結構大きく見える。近縁のアイノヒゲボソムシヒキも同時に見られ、両者の見極めは画像だけでは簡単でないことも多い。ここでは毛の色などからハタケヤマヒゲボソムシヒキだろうと思われるものを選んだ。まずはメスと思われる個体この記事の画像のメス・オスの区別はどうやら正しくないものが含まれているようなので撤回します。また6番目の画像は別種のアイノヒゲボソムシヒキのようなので削除します。10月19日修正(雌雄の識別も外部生殖器が小さいので画像では難しいことが多い)。
a0342569_11365491.jpg
a0342569_11370605.jpg
a0342569_11371815.jpg
(Data: 20171011; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

a0342569_11373226.jpg
(Data: 20170724; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )

 そしてオス。オスの翅はメスのそれより短い
a0342569_11374451.jpg
(Data: 20170724; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )

 

by jichouan | 2017-10-12 11:52 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 10月 10日

ムシヒキアブ2017(カラフトムシヒキ)


 9月26日に奥日光で撮影したものだ。写真ではよく分からないが翅の先端付近がやや暗色になっている。どうやらカラフトムシヒキと呼ばれている種のようだ。まずはメス。
a0342569_14420352.jpg
a0342569_14421266.jpg
a0342569_14422131.jpg

 そしてオス。横からの写真は逆光でちょっと見づらいのだが・・・
a0342569_14423481.jpg
a0342569_14425240.jpg
a0342569_14430165.jpg
(Data: 20170926; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-10-10 14:46 | 昆虫 | Comments(0)