時鳥庵晴耕雨読

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2018年 09月 26日

時鳥庵の樹液酒場(その3、シロシタバ)


 ヤガ科のガの仲間でカトカラと呼ばれている中~大型のグループがいる。このカトカラという名前は属名のCatocala に由来する。前翅は地味で樹木の樹皮のような色をしているのだが、後翅は種によって白、紅、黄それに紫などの大きな斑紋を持っていて、結構美しく、この仲間を熱心に集めている人も多いらしい。庵主はガにあまり関心はないし、ほとんど撮影もしない。なぜかというと、もともと好きではないのもあるが、とにかく種類が多く、これに手を染めるときりがないからだ。それでも少ないながらいくつか気に入っているグループはあって、それらは機会があるごとに撮影している。そのひとつがこのカトカラだ。
 カトカラは灯りにもよく飛来するが、夜間樹液に多く集まる。時鳥庵でも7-8月には樹液に多く集まる。もっとも多いのはシロシタバで、これはとにかく多い。幼虫がサクラ類を食べるようで、時鳥庵にはヤマザクラが多いので、それを食べているのだろう。昼間ヤマザクラの幹にとまっている成虫もしばしば見かける。
 さて、そんなカトカラの後翅のやや派手な斑紋。例えばシロシタバを昼間見かけるとたいてい翅は閉じられていて、前翅しか見えない。後翅は前翅の下に隠されているのだ。
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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
昼間ヤマザクラの幹にとまるシロシタバ。白い後翅の斑紋は前翅の下にたたまれて見えない。

 しかし、天敵の鳥などに襲われた時、翅を開いて派手な後翅を見せる。襲った鳥はというと、急に出てきた予想もしていなかった派手な色に驚き逃げるのだ。そう解釈されている。ちなみに、夜、樹液に来ている時は翅を半開きにしていて、後翅の斑紋が見えることが多い。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-26 12:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 21日

ハンミョウ 2018


 今年もハンミョウ(=ナミハンミョウ)の撮影に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。ただ、今年は既に発生のピークを過ぎていたのか、数は少なかった。6月にケガをして以来ちょっとさぼり気味だったので、何とも致し方ない。毎年相当数の写真を撮っているのだが、今年は特に低いアングルで、真横からの写真にこだわってみた。これまで撮影した写真の多くは斜め上から撮影したものが多い。それで真横から撮ってみようと思ったのだが、これが結構難しい。悪戦苦闘した結果の一部をアップしておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-21 11:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 14日

青ジソのかき揚げ・・・


 青ジソの葉(=大葉)のてんぷらは普通、葉の片面だけに衣をつけて揚げることが多い。試してみると比較的簡単にできるのだが、シソの香りを残そうとすると、これが案外難しい。おそらくさっと短時間で揚げると香りが残るのだろうが、家庭の小さな鍋では材料を投入するたびに油の温度が下がってしまい、ちょっと揚げる時間が長くなってしまうのだ。そこで考えたのが、1枚きりではなくかき揚げにすることだ。試したところ結構シソの香りが残って、庵主は気に入っている。
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 今年は青ジソが結構よくできて、今現在も青々としている。それを摘んできたものだ。
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 積んできた青ジソは、よく洗ってからざく切りにする。大きさは適当でよい。
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 ざく切りにした青ジソをポリ袋に入れ、それに小麦粉をまぶす。
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 小麦粉をまぶした青ジソを水で薄めにといた小麦粉に卵を混ぜたのをからめる。
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 あとはそれを180℃に熱した油で揚げるだけ。
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 そしてこれで出来上がり。今回は色が少しキツネ色になっているので、ちょっと揚げ過ぎたようだ。それでもサクサクに揚がっており香りはちゃんと残っている。

by jichouan | 2018-09-14 14:41 | 料理 | Comments(0)
2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 08日

トウキョウヒメハンミョウ・・・


 時鳥庵の庭で、葉の上にトウキョウヒメハンミョウがいた。小さな種類で、体長は1㎝ほどだろうか。普通のハンミョウ(=ナミハンミョウ)のような派手さはなく、暗灰褐色の地味な色彩をしているが、拡大してみると微妙な光沢があって結構美しい。ただ、小さくて地味な色彩をしているので、落ち葉が敷き詰められた地面にとまっていると、庵主の老眼では発見はほとんど不可能だ。舗装された所なら何とか見つけることもできるのだが。
 時鳥庵の庭からはハンミョウ(=ナミハンミョウ)とニワハンミョウに続いて3種目の記録になる。面白いのはこの種の分布で、名前でもわかるように東京都を含めた関東地方(静岡県の記録もある)に分布するのだが、かなり隔たった九州(山口県の記録もある)にも分布している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2018-09-08 14:05 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 06日

時鳥庵の樹液酒場(その1)


 時鳥庵にはコナラが多くあるのだが、樹液が出ているのは1本しかない。このコナラにはシロスジカミキリの脱出孔などもあって、毎年樹液が出るのだ。クヌギも温室の周囲に数本あるのだが、これもこれまでは樹液はほとんど出ていなかった。今年は5月頃そのコナラやクヌギ10数本に鉈で傷をつけておいた。すると、6月に入って4本のクヌギに樹液が出てきたのだ。残念ながらコナラからは出てこなかった。
 そんな時鳥庵の庭にあるコナラやクヌギの樹液に集まる昆虫をこの夏を通して観察してみた。
 まずは定番のカブトムシだ。これまで時鳥庵の灯りにはちょいちょい飛んで来ていたのだが、メスがほとんどで、クワガタムシほど多くはなかった。ところが、夜間樹液を見回ると、これがとんでもなくたくさんいたのだ。1本のクヌギに10数匹いることもよくあったし、それを見ていると次から次に飛来する日もあった。ただし、多かったのは7月から8月の上旬までで、8月10日頃を境に急激に減少し、お盆明けには全く姿を見なくなってしまった。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-06 17:15 | 昆虫 | Comments(0)