時鳥庵晴耕雨読

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2017年 08月 29日

ムネアカアリバチ・・・


 ここ数日、時鳥庵の温室横でアリバチの一種のメスを時々みかける。アリバチの仲間のメスは翅がなく、アリに似て地面を歩いているのを見ることが多い。ところが、今回は草むらの葉の上を、何か探索するように歩いているのをよく見るのだ。調べてみるとどうやらムネアカアリバチのようだ。体長は8mm前後。ちょこちょこと結構速く歩くのでなかなか撮影は難しい。ずっとファインダーをのぞきながら追いかけていると一瞬立ち止まる時がある。それがシャッターチャンスだ。これを追いかけるのはちょっとストレスがたまる。
 オスには翅があってメスとは形態的にずいぶん異なる。メスがこれだけいるのだからオスはいないかと探しているがいまだに見つからない。この仲間の幼虫はハナバチ類やクモバチ類などほかのハチの幼虫や蛹に寄生して育つのだが、すべての種で宿主が判明しているわけではない。
 
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(Data: 20170827; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170828; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170829; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 同定のため採集しようとするとこれがまた難しい。ちょっと草むらが揺れると落ちてしまうのだ。落ちるともう見つからない。草むらのため捕虫網で受けようとするのだがうまくいかない。それでもいくつかを採集したが、別の種が1♀混じっていた。それはまだ同定できていない。ちなみにこの仲間はスズメバチと同じスズメバチ上科に属し、メスは刺すので捕まえるときは注意が必要だ。

by jichouan | 2017-08-29 20:18 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 26日

サルスベリ・・・


 時鳥庵の入り口の脇にサルスベリの花が咲いている。それは2011年10月2日に、ちょうどタガメの採集調査に来ていた学生たちが植樹してくれたものだ。当時1mほどだっただろうか、今は5mはあるだろう。6年でこれだけ大きくなりたくさんの花を咲かせるようになった。これまでは剪定などは何もしていなかったが、ここまで大きくなってくると剪定も考えないと大きくなりすぎてしまいそうだ。
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(Data: 20170825; X-E2; XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS)


by jichouan | 2017-08-26 08:02 | 植物 | Comments(0)
2017年 08月 23日

ムシヒキアブ2017(ムラサキクチブトイシアブ)


 ムラサキクチブトイシアブは、昨年時鳥庵で8月4日に性別不明の1個体を撮影し、8月26日には1♀を採集している。それに関してはムシヒキアブ2016(その6)を見ていただきたい。おそらくちょっと珍しい種で、今年このメスの標本をもとに中山恒友さんにより栃木県から初記録の報告がなされた(双翅目談話会「はなあぶ」 no. 43; p. 3)。
 この種の追加撮影と採集も今年の目標の一つだったのだが、幸いにも8月11日にオス、8月14日にメスをそれぞれ撮影と採集をすることができた。22日にも1個体を目撃したが、それは撮影も採集もできなかった。名前の通り体表は弱く藍色~紫色の金属光沢を帯び、口吻は太く短い。トゲオイシアブなどより一回り大きく、翅も濃色のため他種とは容易に見分けることができる。まずは捕食中のオスだ。
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(Data: 20170811; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 そしてメス。
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(Data: 20170814; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-08-23 16:52 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 20日

レンゲショウマ・・・


 レンゲショウマは時鳥庵に自生するものではなく植栽したものだ。キンポウゲ科に属し東北から近畿の太平洋側の山中にはえる多年草だ。観賞価値が高く、野性のものは採取されて激減しているらしい。時鳥庵のは園芸店で購入したものだ。花は直径が3~4cmほどだが、ハスの花(蓮華 れんげ)に似ることからついた名前だろう。蕾は丸く、花はたいていは下向きに咲く。花の少ない時期に木陰で清楚に咲く姿は美しい。
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(Data: 20170819; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-08-20 12:39 | 園芸 | Comments(0)
2017年 08月 18日

ムシヒキアブ2017(カタナクチイシアブ)


 時鳥庵とその周辺から昨年見つけたムシヒキアブの中でただ1種カタナクチイシアブだけは撮影できなかった。だから今年はそれの撮影を一つの目標にしていたのだ。ただ、庵主の老眼では野外でカタナクチイシアブはトゲオイシアブやヒメキンイシアブと区別はつかない。カメラのファインダーを透して口吻の形を見て初めて区別できるのだ。だからイシアブ類を見つけるたびにファインダーを透して眺めることを徹底して繰り返した。その結果、これまで3♀3♂のカタナクチイシアブを見つけ、すべて撮影できた。上の4枚はメスで、それ以外はオスだ。口吻はメス・オスともに細長く、日本刀のように緩やかに上に反っているのが分かる。それが和名の由来でもある。
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(Data: 20170717; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170805; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(Data: 20170807; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 以下はオスだ。
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(Data: 20170804; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170805; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )

 ちなみにファインダーを覗いてカタナクチイシアブでなかった場合(その方がうんと多い)も、せっかくだから撮影だけはした。その結果、トゲオイシアブに至っては80個体以上撮影したことになる。

by jichouan | 2017-08-18 16:24 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 14日

ツヤハダクワガタ・・・


 奥日光で立ち枯木に集まるキバチ類などを見ていると、何やら黒い甲虫が4・5m上にいて歩いて降りてくるのに気がついた。捕虫網は持っていたのだが、下りてくるまで待つことにした。目の高さまで降りてきたところを撮影したのが次の写真だ。ツヤハダクワガタの立派なオスだった。この日は他の木でも同じような立派なオスを見ることができた。
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(Data: 20170720; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 時鳥庵の7・8月は昆虫は少なくなる。それに対して奥日光など標高の高いところでは昆虫が多くなる。だから、庵主はこの時期は時々奥日光に昆虫を探しに行くことにしている。しかし今年は天候の不順でなかなか行く機会がないので滅入っている。
 観光地なので土日・祝日、それにお盆休みなどは避けなければならないし、天気の良い日でも午後はたいてい雷雨になるので平日の午前中に行くのだ。奥日光は広いが、どこに行っても昆虫は多いが人も多い。

by jichouan | 2017-08-14 15:30 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 10日

ムシヒキアブ2017(チャイロオオイシアブ)


 これは時鳥庵ではなく奥日光で撮影したものだ。チャイロオオイシアブと思われる個体のメス・オスだ。最初の4枚はメス、残りの4枚はオスだ。
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(Data: 20170809; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170720; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170809; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 前にアップしたオオイシアブの色彩変異で、「一見別種とされているチャイロオオイシアブのように見える個体」と書いたのはあくまでもオオイシアブであって、言わば「茶色いオオイシアブ」で、チャイロオオイシアブではない。
 今回アップした写真はそうではなく正真正銘の「チャイロオオイシアブ」と思われる個体だ。腹部の基部付近からも茶色の毛が生えている。オオイシアブでは腹部の基部は例外なく黒色の毛が生えている。しかも、やはり色彩にはメス・オスともかなりの変異があるようだ。奥日光ではオオイシアブと思われる個体もいるが少ない。参考までに奥日光で撮影したオオイシアブと思われるオスの写真を追加しておく。
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(Data: 20170809; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
 胸部には黒い毛が生えているし、写真ではよくわからないが腹部の基部は黒い毛だけで茶色の毛は生えていない。ただ、この2種に関しては、分類に少し混乱があって、再検討が必要だという意見もあるようだ。

by jichouan | 2017-08-10 07:43 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 07日

スイカを収穫・・・


 今年は天候不順なのに大きなスイカが収穫できた。右の濃緑で縞のないのは直径30㎝もある大きなものだ。それを切ってみるとやや皮が厚いがよくできていた。もちろん甘かった。
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by jichouan | 2017-08-07 15:44 | 田舎暮らし | Comments(0)
2017年 08月 06日

ヒガシキリギリス・・・


 7月の初旬から時鳥庵近くの休耕田などでヒガシキリギリスがさかんに鳴いている。ただ、かなり深い草むらの中にいるので見つけるのは結構大変だ。クズやカナムグラなど蔓性の植物で覆われているところが多いので、中へ入るのもままならない。それでも何とか探し出してみると、ちょっと驚いた。ヒガシキリギリスはたいてい翅がそれほど大きくなく、腹端に届かないことが多いのだが、見つけたオス3頭はどれも腹端よりかなり長い翅を持っていたのだ。図鑑(日本産直翅類標準図鑑、学研)によると関東地方北部の個体群は前翅がやや長く、腹端をこえるとあった。ただ、庵主の見た個体はどれも後翅を使って飛翔するのだから、これは長翅型と言ってもよいのではあるまいか、と思っている。
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(Data: 20170719; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
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(Data: 20170722; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170728; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2017-08-06 09:40 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 04日

チョウトンボ・・・


 時鳥庵の下の休耕田(放棄田も含まれるようだ)でよくチョウトンボを見かける。翅は幅が広く、先端部を除いて藍色をしているのでよく目立つ。庵主の子供のころはどこでもよく見かけたのだが、今は減ってしまって、見ることも少なくなった。ここ栃木県では準絶滅危惧種に指定されている。風に乗るようにふわふわ飛んでいることが多いが、驚くと結構な速さで敏捷に飛ぶし、とまっていても近づくとすぐ飛んで逃げてしまう。また、翅の藍色の部分は鈍い光沢があって、光の具合では結構美しく見える。
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(Data: 20170715; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-08-04 17:16 | 昆虫 | Comments(0)