時鳥庵晴耕雨読

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カテゴリ:昆虫( 143 )


2018年 04月 20日

ハナアブのホバーリング・・・


 ここのところ日々目にする昆虫の種類が増えている。時鳥庵の温室横もだんだんにぎやかになってきた。庵主は毎日その陽だまりでまったりしているのだが、そんな時、よく目にするのがハナアブだ。日当たりのよい空間でホバーリングしていることも多い。今回はそんなハナアブのホバーリングを撮影してみた。マニュアルフォーカスで素早くピントを合わせ連写するのだ。そんな時、1秒間に10コマという連写速度はありがたい。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-04-20 18:04 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 04月 12日

アリスアブの幼虫が蛹化・・・


 3月30日に時鳥庵においで願ったアリスアブの幼虫(幼虫の記事はこちら)を毎日一度はのぞいているのだが、4月7日には色が褐色に変化し、動かなくなった。これは前蛹の状態なのかもしれない。この状態は4月11日まで続いた。翌4月12日に見ると2本の角(つの)が生えているではないか。どうやらこれが蛹のようだ。前蛹の画像をよく見ると体の一部に2個の淡褐色の斑点があって、そこから角が生えたことが分かる。まったくおかしな昆虫だ。画像はどれもPhotoshop で深度合成したものだ。
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?前蛹、4月7日

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?前蛹、4月11日

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蛹、4月12日


by jichouan | 2018-04-12 15:36 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 30日

アリスアブの幼虫・・・


 アリスアブの幼虫を探してみた(成虫の写真はこちら)。成虫の出現期から考えてそろそろ幼虫が老熟するころではないかと思いいたり、寄生するトビイロケアリの巣を掘ってみた。昨年の観察で頻繁にアリスアブが見られたクヌギの古い切株にトビイロケアリの巣があったのでそれを掘ったのだ。老熟幼虫はアリの巣の入り口近くまで来て蛹化すると聞いていたので、この時期もしいるとすればそれほど深く掘る必要もないと思った次第である。はたして、掘り始めてすぐそれは鎮座していた。なるほどドーム型をした不思議な形で、とても昆虫とは思えない。表面も独特の網目状の模様がある。この奇妙な形の生き物が発見されたころは、それが何なのか全く分からず、ナメクジの一種ではないかと考えた人もいたそうだ。
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 1匹だけおいで願って飼育することにした。飼育といってももうすでに十分成長しているなら、餌を与えずとも蛹化するのではないかと思ったからだ。うまくいくだろうか。そして観察していると、体がまん丸だったのだが、リラックスすると楕円形にやや伸びたのだ。見つけた時は驚いてぎゅっと縮こまり丸くなっていたのだろうか。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-03-30 09:21 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 27日

ウメの花にビロウドツリアブ・・・


 ウメの花にビロウドツリアブが来ていた。ここ時鳥庵ではめったにないことだ。例年ならビロウドツリアブの出現期とウメの開花期が合わないからだ。今年は1月が寒かったからかウメの開花がずいぶん遅れている。それに対して、3月に入ってからの陽気でサクラなどは例年より早く開花しているようだ。ビロウドツリアブの出現もやや早い。つまり遅れたウメの花と、早く出現したビロウドツリアブの出会いなのだ。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-03-27 14:58 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 03月 04日

深度合成(多焦点合成)写真に挑戦・・・


 マクロ撮影(接写)の場合、被写界深度が浅くなる(ピントの合っているところがわずかの範囲になる)ので、被写体全体を鮮明に写すのは困難だ。そこで、深度合成という方法を使って、被写体全体が鮮明に写るようにする技術がある。被写体を少しずつピントをずらしながら撮影し、それぞれの画像のピントがあっている部分だけを合成するのだ。
 今回、タガメの標本を斜め前から撮影した。まず一番手前の前脚付近にピントを合わせ、少しずつピントをずらしながら、最後はタガメの腹端にピントを合わせる。合計で44枚撮影した。1枚目と44枚目は次のような画像だ。どちらもピントが合っているのはごく一部だ。絞りはもっともよく解像すると思われるF5.6とした。
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 このようにして撮影した44枚の画像を深度合成のできる画像編集ソフトを用いて合成するのだ。庵主はPhotoshop しか持っていないので、それを用いた。Helicon Focus という深度合成ソフトがあって、それの使い勝手がよいという評判だが、あいにく持っていない。そして出来たのが次の画像だ。
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 なるほど、全体にピントが来ている。ただ、よく見るとピン(針)の一部に破綻が生じてしまっている。角度など条件を変えて撮り直そうかとも思ったが、それも面倒なので、Photoshop のスタンプ機能を使って修復してみた。それが次の画像だ。
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 何とか見れるようになったと思うのだが。
 実は庵主は今までもこの深度合成には高い関心を持っていたのだが、なにせ面倒くさい。ピントをわずかずつずらしながら相当数の撮影をするなど、考えただけでもおぞましい。ところが、最近はカメラの方が進化して、1枚ごとに少しずつピントをずらせて撮影してくれるのだ。撮影する枚数やピントのずれる間隔も設定できる。こちらは被写体のもっとも手前にピントを合わせ、シャッターを押すだけ。50~100枚程度なら数秒で終わるのだから頼もしい。今回用いたのはOlympus の EM-1 Mark II とM. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro だ。今回新たに導入した。この組み合わせなら、カメラ内深度合成もできるが、元画像は8枚に限られる。こちらの使い道は今後いろいろ試してみようと思う。
 ただし、何でもかんでも隅々までピントが合っていればよいというものではない。標本撮影ならともかく、野外での生態写真などはこれまでの普通の画像の方が、遠近感があって庵主には好ましい。

by jichouan | 2018-03-04 16:43 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 02月 09日

ヒメルリイロアリスアブのメス・・・


 昨年のヒメルリイロアリスアブの記事で、「メスは未発見」と書いたのは、正確には「時鳥庵ではメスは未発見」ということなのだが、一昨年の6月に時鳥庵で撮影したメスの画像があった。庵主は越冬中を利用して、過去に写した画像などを整理していて見つけたものだ。撮影当時(2016年6月19日)はこの種であることに全く気付いていなかった。
 今年になってから、新年の挨拶だけしか記事にしていなかったので、その画像をアップしておこう。アリスアブの仲間のメス・オスはよく似ているが、両複眼間がより広いのがメスだ。比較のために似たような角度で写っているオスの画像も貼っておこう。(ちょっと越冬ボケしていて、タイトルを間違えていました。ヒメキンイロアリスアブ → ヒメルリイロアリスアブに訂正しました。2月17日)
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( D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
メス

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( D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
オス


by jichouan | 2018-02-09 11:36 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 21日

ウスタビガ・・・


 ここのところ急に寒くなり、朝起きると時鳥庵の畑は霜が降りて真っ白になっていることもある。そんな寒さの中で毎晩玄関のしょぼい灯りに飛んでくる大きなガがいる。ヤママユの仲間のウスタビガだ。庵主はガはどちらかというと苦手なのだが・・・。
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 どれもオスのようだ。触角が櫛の歯状に広がっていて面白い形をしている。
(Data: 20171117; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-11-21 08:48 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 14日

ムシヒキアブ2017(ハタケヤマとアイノの?産卵)


 ハタケヤマヒゲボソムシヒキとアイノヒゲボソムシヒキを観察していると、時々メスが地面に降りることがある。枯れ葉の間にもぐりこんだり、草むらの中にもぐりこんだりする。そしてときには腹端を地面に押し当て左右に小刻みに震わせることもあるのだ。オスはこの行動をとらないので、産卵しているのではないかと庵主は思っているのだが、どうだろう。調べると、雑誌「はなあぶ」のNo.14に春沢圭太郎氏による「アイノヒゲボソムシヒキとハタケヤマヒゲボソムシヒキの産卵と孵化の観察」という記事があるのだが、残念ながら庵主の手元にない。
 まずはハタケヤマヒゲボソムシヒキ。
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 次はアイノヒゲボソムシヒキ。
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(Data: 20171026; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-14 19:11 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 09日

ホソミオツネントンボ・・・


 この時期、時鳥庵の日だまりにホソミオツネントンボがたくさんいる。アオイトトンボ科のイトトンボで、成虫で冬を越すことからこの和名がついたのだろう。小枝などにとまっていることが多い。越冬前はメス・オスとも目立たない褐色をしている。
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メス
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オス
(Data: 20171109; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 面白いのは越冬前は褐色だった体の色が、春になると成熟して青くなるのだ。複眼の色まで変わるところがいい。今年の春に写した画像を貼っておこう。
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メス
(Data: 20170428; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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オス
(Data: 20170420; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-09 13:31 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 11月 07日

ムシヒキアブ2017(アイノヒゲボソムシヒキの?求愛行動)


 今回はアイノヒゲボソムシヒキの求愛行動だ。基本的にはハタケヤマヒゲボソムシヒキのそれと同じで、静止したメスにオスがホバーリングしながら近づく。そして近くにとまり近づいて前脚でメスの体を触る。その後は連れ立って飛んでしまうので、この場合も交尾に至ったかどうかは未確認なのだが・・・
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 そして次はおまけだ。静止しているハタケヤマのメスにアイノのオスが求愛行動をとっているのを見たのだ。しかしこの後すぐにハタケヤマのオスが割って入り、このアイノのオスは追いやられてしまった。
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右がアイノのオスだ

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右上から飛んできたのがハタケヤマのオスだ
(Data: 20171021; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-11-07 16:15 | 昆虫 | Comments(0)