時鳥庵晴耕雨読

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カテゴリ:昆虫( 153 )


2018年 07月 17日

タテジマカミキリ・・・


 時鳥庵にはウド(山ウド)が2株だけ自生している。いつか食べてやろうと思っている。その、ウドの葉にタテジマカミキリが休んでいた。
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ウドの葉上で見つけたタテジマカミキリ

 このカミキリが時鳥庵にいるとは思っていなかった。なぜならこのカミキリはカクレミノでよく見つかるのだが、時鳥庵にはそれが無いからだ。調べてみるとカクレミノ以外にも、ヤツデやセンノキ、ハリギリなどにも寄生するようだ。どれもウコギ科の植物だ。そういえばウドもウコギ科なので、もう一度よく見てみると茎に後食痕らしきものがついていた。このタテジマカミキリはウドを後食していたのだろう。
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ウドの茎についた後食痕(?)

 時鳥庵にはウコギ科の植物はほかにコシアブラ、ヤマウコギ、ハリギリ、タラなどがあるので、それらの植物に寄生している可能性がある。とりあえず一番多くあるコシアブラを見て回ると、1匹だけだが見つけることができた。
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コシアブラの幹上に
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-07-17 17:44 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 13日

ナカネアメイロカミキリ・・・


 この時期、奥日光でハリギリ(ウコギ科)があれば、その幹を見て歩く。幹には深いしわが刻まれているのだが、ナカネアメイロカミキリという飴色をした小さなカミキリが見つかる。体長は6~9㎜くらいだろうか、小さい。暗灰色の樹皮に明るい飴色のカミキリなので、小さくてもよく目立つ。クリイロシラホシカミキリと同じように、このカミキリを探している人と出会うことも多い。これも小さいのに収集家には人気があるカミキリのようだ。日中、日当たりのよいハリギリで待っていると、次から次に飛来することがある。場所によっては結構普通に見つかる。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-07-13 13:18 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 09日

マツシタトラカミキリ・・・


 このカミキリもミズナラの大木の幹上でよく見かける。やはりちょこちょこ歩き回っている。メスは産卵をしているところをよく見かけるので、幼虫はミズナラの樹皮か樹皮下を食べるのだろう。奥日光では結構普通にいる。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-07-09 17:58 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 07日

テツイロハナカミキリ・・・


 クリイロシラホシカミキリを探していると時々見かけるハナカミキリだ。体が小さく細く弱々しいので、カミキリというよりジョウカイのようなたたずまいだ。幹の表面をふらふらと歩いていて、近づくと飛んでしまったり、落下したりすることが多い。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-07-07 07:20 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 05日

クリイロシラホシカミキリ・・・


 奥日光でミズナラの大木の幹を見ているといろんな甲虫が見つかる。クリイロシラホシカミキリもその一つだ。体長6~9㎜の小さなカミキリなので、見つけるのはちょっと大変だ。それでもちょこちょこと歩き回ってくれれば、何とか見つけることはできるし、目が慣れてくると結構普通にいることに気づく。ただ、その動きは結構速くて、撮影は簡単ではない。小さいうえになかなかとまってくれないのだ。小さいのに収集家が好むのはなぜだろう。このカミキリを探している人によく出会う。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 10mm)


by jichouan | 2018-07-05 17:52 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 03日

アオカタビロオサムシの大量発生は終息か・・・


 奥日光で6月に大量発生していたアオカタビロオサムシ、7月に入るとぱったりいなくなってしまった。6月13日に初めて確認して以来、6月19日、6月22日にはまだ結構拾えたのだが、6月29日には3♀を拾えただけで、7月2日には全くその姿はなかった。鱗翅類の幼虫の減少に伴いどこかに移動分散してしまったのだろうか。不思議ですらある。
 この大量発生が偶発的なものなのか、また来年も繰り返されるものなのかは分からない。今後とも奥日光に行くたびに当地を訪れ状況を継続的に確認したいと思っている。画像は6月29日に確認した今回最後(?)のメス達だ。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-07-03 08:17 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 30日

ムシヒキアブ2018(Ommatius sp.)


 (タイトルの1018は間違いで、正しくは2018でしたので訂正しました:7月7日)
 時鳥庵とその周辺から14種目のムシヒキアブを見つけた。ほぼ1年ぶりの更新記録だ。見つけたのはOmmatius属の未同定種で、未記載種(まだ学名がついていない=新種)の可能性もある。調べたところ、国内ではその存在が広く知られているものの、同属には多数の外国産の種がいてそれらとの比較ができていないので同定できていないということらしい。和名もない。小型種でその触角は細くて櫛のように枝分かれしている。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
細くて枝分かれした触角が見える

 この種の存在は庵主も知っていたのだが、とにかく小さい。6~8㎜くらいだろう。それでも拡大するとしっかりムシヒキアブだということが分かる。それにいるところがまた際立っている。草はらのそれほど高くない(ひざ下くらい)イネ科植物の葉先にとまっているのだ。葉先を眺めながらカンカン照りの草はらを腰をかがめて徘徊するのは何ともきつい。見つけてからも大変だ。細い葉先は常に風を受け揺れ動いているのだ。結構な接写になるので、揺れている被写体は撮影できない。ファインダーをのぞきながらずっと眺め続けていると、一瞬揺れがとまるときが必ずある。その瞬間にシャッターを切るのだ。何ともストレスのたまる撮影だ。それでもここの所数日かけて結構な量の撮影ができた。ネットでもあまり画像を見ないのでちょっと多めに貼っておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 16mm)
メス

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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 10mm)
オス



by jichouan | 2018-06-30 17:12 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 28日

コナラ倒木上の昆虫類(その3・オナガコマユバチの一種)


 倒木上をよく見ていると、サッポロオナガバチなどよりうんと小さいのに似たような体形をし、似たような産卵をするハチがいることに気がついた。体長(産卵管を除く)は10㎜もないだろう。ヒメバチではなさそうだ。これも渡辺恭平博士に同定してもらったところコマユバチ科オナガコマユバチ亜科のHypodoryctes cantata だということが分かった。寄主は不明だが、同属の寄主としてクロホシタマムシが唯一海外で報告されているらしい。本種もタマムシ類の幼虫に捕食寄生するのだろうか。時鳥庵にはナガタマムシ類やムツボシタマムシ、ツシマムツボシタマムシなどは結構いる。
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倒木上のメス

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産卵するメス

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倒木上のオス

(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-06-28 17:08 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 25日

庵主ケガをする・・・


 6月22日に奥日光に行ったのは、6月8日に撮影したアラメハナカミキリの写真がいまいち気に入らなかったので、再度撮影に出かけたのだ。某所で部分枯れの針葉樹上を歩きまわるオスを見つけファインダーを覗きながらそれを追っていた時、右足を地面に空いた直径30cmほどの穴に、ほとんど足の根元まで突っ込んでしまった。その穴は自然にできたもののようだが、結構深く少なくとも1m以上はあると思う。よく裂傷を負ったり、骨折したりしなかったものだと胸をなでおろしている。それでも腰をひねり、左ひざをねんざしてしまい、しばらく茫然としたものだが、歩いてみるとなんとか歩けるので、撮影しながら下山することにした。結局この日は2♀1♂に出会い、何とか撮影はしたのだった。
 車も何とか運転できることが分かり、せっかくなのでアオカタビロオサムシが発生しているところに1時間ほど寄って帰路に付いたのだが、帰ってからが大変だった。緊張がほぐれたためか腰の痛みが増し、左ひざもほとんど動かせなくなり、歩くこともできなくなってしまった。今(6月25日)もやや症状は和らいだものの、左ひざなどは腫れたままである。このいい時期に何もできないでいるのは何ともつらい。あまりにも悔しいので、その原因になったアラメハナカミキリのオスの画像を貼っておく。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2018-06-25 16:34 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 25日

アオカタビロオサムシ・・・


 6月14日の記事 の中でアオカタビロオサムシだろうと素人同定したのは、間違いなくアオカタビロオサムシであることが分かった。その後6月19日と6月22日にも同所(奥日光某所)を短時間(1時間弱)ではあるが訪れ、40匹ほどを捕まえ、その一部をオサムシの神様M氏に送ったところ、それが確かめられた。
 これまでアオカタビロオサムシの栃木県内はもちろんのこと関東地方での記録はそれほど多くはないようで(詳しく調べたわけではないのだが)、どういう経緯で今回の大量発生につながったのかは不明な点が多い。ただ分かっているのは、最初に見つけた6月13日には少なくともカタビロオサムシ類の餌となるだろう3種の鱗翅類の幼虫が大発生していたこと(これはその後の6月19日と6月22日には激減していた)だけだ。今後、餌になる鱗翅類の幼虫の減少に合わせてクロカタビロオサムシとアオカタビロオサムシの同時大量発生が終息するかもしれない。今後の推移を見守る必要があるだろう。

by jichouan | 2018-06-25 15:41 | 昆虫 | Comments(0)