時鳥庵晴耕雨読

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カテゴリ:昆虫( 154 )


2018年 09月 21日

ハンミョウ 2018


 今年もハンミョウ(=ナミハンミョウ)の撮影に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。ただ、今年は既に発生のピークを過ぎていたのか、数は少なかった。6月にケガをして以来ちょっとさぼり気味だったので、何とも致し方ない。毎年相当数の写真を撮っているのだが、今年は特に低いアングルで、真横からの写真にこだわってみた。これまで撮影した写真の多くは斜め上から撮影したものが多い。それで真横から撮ってみようと思ったのだが、これが結構難しい。悪戦苦闘した結果の一部をアップしておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-21 11:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 08日

トウキョウヒメハンミョウ・・・


 時鳥庵の庭で、葉の上にトウキョウヒメハンミョウがいた。小さな種類で、体長は1㎝ほどだろうか。普通のハンミョウ(=ナミハンミョウ)のような派手さはなく、暗灰褐色の地味な色彩をしているが、拡大してみると微妙な光沢があって結構美しい。ただ、小さくて地味な色彩をしているので、落ち葉が敷き詰められた地面にとまっていると、庵主の老眼では発見はほとんど不可能だ。舗装された所なら何とか見つけることもできるのだが。
 時鳥庵の庭からはハンミョウ(=ナミハンミョウ)とニワハンミョウに続いて3種目の記録になる。面白いのはこの種の分布で、名前でもわかるように東京都を含めた関東地方(静岡県の記録もある)に分布するのだが、かなり隔たった九州(山口県の記録もある)にも分布している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2018-09-08 14:05 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 06日

時鳥庵の樹液酒場(その1)


 時鳥庵にはコナラが多くあるのだが、樹液が出ているのは1本しかない。このコナラには白筋カミキリの脱出孔などもあって、毎年樹液が出るのだ。クヌギも温室の周囲に数本あるのだが、これもこれまでは樹液はほとんど出ていなかった。今年は5月頃そのコナラやクヌギ10数本に鉈で傷をつけておいた。すると、6月に入って4本のクヌギに樹液が出てきたのだ。残念ながらコナラからは出てこなかった。
 そんな時鳥庵の庭にあるコナラやクヌギの樹液に集まる昆虫をこの夏を通して観察してみた。
 まずは定番のカブトムシだ。これまで時鳥庵の灯りにはちょいちょい飛んで来ていたのだが、メスがほとんどで、クワガタムシほど多くはなかった。ところが、夜間樹液を見回ると、これがとんでもなくたくさんいたのだ。1本のクヌギに10数匹いることもよくあったし、それを見ていると次から次に飛来する日もあった。ただし、多かったのは7月から8月の上旬までで、8月10日頃を境に急激に減少し、お盆明けには全く姿を見なくなってしまった。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-06 17:15 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 31日

ムシヒキアブ2018(イシアブの未同定種)


 これも奥日光で7月18日に撮影したものだ。オオイシアブの仲間がよく来る倒木で、チャイロオオイシアブと思われる種を撮影していたときに見つけた種名の分からないイシアブだ。体形はオオイシアブにそっくりだが、大きさはオオイシアブより一回り小さい。トゲオイシアブなどよりはうんと大きく、頑丈な感じの体形をしている。翅は透明に近く、腹部は淡褐色の毛におおわれているが、胸部は黒く光沢があって毛は少ない。
 庵主は本種の頭部の形態や毛の生え方、胸部の形、大きく発達した後脚などからオオイシアブに近い種ではないかと推測しているのだが、どうだろうか。ちなみにこの個体は極めて敏捷で、近づくとすぐ飛び立ってしまうのだが、しばらくするとまた戻って来て同じ倒木上にとまるということを10分ほど繰り返していた。その間一度だけ目の前1mくらいの所にとまってくれたのでこのカットだけだが撮影できたのだ。そんなわけで、残念ながら捕虫網は持っていたが採集は失敗した。不明な昆虫はなるべく採集しようと思っているので、何とも悔しい。
 庵主はムシヒキアブに関しては全くの素人なので、分からないことも多いのだが、ちょっと調べてみると、このグループの分類が日本ではまだまだ進んでいない現状につきあたる。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-31 17:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 29日

ムシヒキアブ2018(ホソムシヒキの一種)


 これは奥日光で8月1日に撮影したものだ。生い茂るササの間を飛んでいるのを見つけ、とまったところを撮影したものだ。残念ながら撮影できたのはこの1カットのみ。このカットを撮影後、すぐに飛び立ち、またササの葉の間に消えて行った。
 かなり細型の体形で、一見昨年掲載したニトベハラボソツリアブにも似ている。ただし後脚は若干短めなので、ツリアブではなくムシヒキアブだということに気付いた。ホソムシヒキ亜科に属する種類なのだが、残念ながらこの亜科に関する情報は極めて少なく、種までの同定には至っていない。日本には10数種が分布しているようだが、栃木県からはミノモホソムシヒキとアメイロホソムシヒキの2種が記録されているという。この2種のうちのどちらかなのだろうか?
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-29 15:53 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 27日

コナラ倒木上の昆虫類(その4・ハガタヨツモンナガクチキ)


 ちょっと季節をさかのぼって申し訳ないが、4月下旬にコナラの倒木上に美しいナガクチキムシがいた。全体に黒く、鞘翅には赤い波型の斑紋が2対ある。これも前にあげたキノコゴミムシ同様、オオキノコムシなどに見られる斑紋によく似ている。特徴から、ハガタヨツモンナガクチキだろうと見当をつけている。時鳥庵では初めて見る種類だ。他所でも稀に見るだけで、それほど多くないと思う。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-27 16:10 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 21日

ムシヒキアブ2018(ムラサキクチブトイシアブ)


 今年も時鳥庵の庭でムラサキクチブトイシアブの撮影に成功した。かなり珍しい種類らしく、中山(双翅目談話会「はなあぶ」 no. 43; p. 3)によると知られている分布は愛媛県、京都府、それに栃木県だけだという。この栃木県というのは時鳥庵の庭なのだ。ただ、最近、岐阜聖徳学園大学の「昆虫図鑑・ムシヒキアブ図鑑」http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/07hae/mushihikiabu/index.html(理科教材としてネット上に公開している)の中に、本種らしい画像が掲載されているのを見つけた。撮影地は岐阜市で2カットあり、「未同定」となっている。
 時鳥庵では一昨年から現時点までに6個体を確認しているし、これまで2回アップしている。(2016年の記事はこちら、2017年の記事はこちら)まだまだ観察例が少ないのだが、これまで本種に関して分かったこと、感じたことなどをここに記録しておく。1)発生時期:8月4日から8月26日の間に観察している。2)活動時間:13時30分から16時30分の間に観察している。すべて午後だというのはちょっと興味深い。他のイシアブ類の多くは午前中に多く観察でき、14時を過ぎるとあまり見なくなることが多い。3)見られる場所:日当たりのよい葉の上や樹皮のない倒木上など。これは他のイシアブ類と同じなのだが、どちらかというと低い位置、だいたい地面から30㎝以内にとまることが多く、それより高い位置にはあまりとまらない。また地面にとまることもあるのもイシアブ類としては珍しいのではないだろうか。
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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
地面にとまるムラサキクチブトイシアブ


 今年は8月18日の午後2時18分前後に見つけた。撮影はできたが、採集はできなかった。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-21 10:27 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 16日

ミズスマシ・・・


 日本固有種のミズスマシはかつては池や水田など水のあるところでは普通に見られた甲虫で、水面をくるくる回るように泳ぎ回っていたものだ。それがいつの間にか急激に減少し、環境省のレッドデータブック(RDB)では「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されている。なぜ、急に減ったかはよく分からないのだが、中性洗剤など界面活性剤がその原因ではないかという意見もある。生活排水などに含まれる界面活性剤がミズスマシの浮力を奪い、水面での生活ができなくなったというのだ。
 そんなミズスマシが、時鳥庵の近くにある小さな池(?周囲10mほどか)に多数生息しているのだ。この地域では、ほかでは見たことはないのだが、その池に行けば必ず多数が泳いでいるのだから驚きだ。その池は個人所有なのだが、庵主は所有者と懇意にしており、不在でない限りはいつでも見に行ける。そこにはタガメも多い。
 今回は、なぜか池の真ん中付近に集まって泳いでいた。少し遠かったのであまり良い写真は撮れなかった。今後、もっとよい写真が写せれば改めてアップしたい。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-16 19:53 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 09日

ゴイシシジミ・・・


 時鳥庵とその周辺ではゴイシシジミをよく見かける。小さなシジミチョウだが、翅の裏面は白地に黒い碁石模様をちりばめていて、そのコントラストは印象的だ。ただ翅表は一様に黒くて地味だ。このチョウの幼虫はササやタケに寄生するアブラムシ類を食べて育つ肉食性だ。この辺りにはアズマネザサやメダケが多いので、そこで発生しているのだろう。年4~5回くらいは発生しているようだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-09 14:03 | 昆虫 | Comments(0)