時鳥庵晴耕雨読

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カテゴリ:昆虫( 158 )


2018年 10月 26日

時鳥庵の樹液酒場(その5、ベニシタバ)


 ベニシタバは時鳥庵ではやや少ないカトカラだ。それでも7月20日前後には毎晩見ることができた。後翅は鮮やかな紅色をしていて、結構美しいのだが、あまり前翅を開かないので後翅がよく見えないことが多い。時鳥庵では7月にはこのように種類は少ないのだが、多くの個体のカトカラが夜間樹液に集まる。庵の灯火にはほとんど来ないのだが・・・。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-10-26 15:37 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 10月 23日

アカタテハ・・・


 草刈を終えて庵に戻ってくると、日当たりのよい所にアカタテハがいた。どこにでもいるチョウだが結構美しい。このオレンジ色の斑紋は羽化したてではもう少し赤みを帯び、そのことからこの和名がついたのだろう。翅の裏側は地味だが、結構複雑な独特の模様があって、特異だ。幼虫はヤブマオやカラムシ、イラクサなどイラクサ科の植物の葉を食べて育つ。庵主の好きなチョウの1つである。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-10-23 17:38 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 10月 20日

時鳥庵の樹液酒場(その4、キシタバの仲間)


 これもシロシタバと同じカトカラの仲間だ。最盛期は7月下旬で、やはり個体数も多い。キシタバの仲間は結構種類が多く、ガに疎い庵主には種名までは分からない。また、すべて同じ種類なのか、それとも何種か混じっているのかもわからない(蛾類図鑑にはほとんどの種が極めて鮮明な写真で図示されているのだが、不見識な庵主には区別がつかないのだ)。どれも後翅に黄色い斑紋をもつが、やはり前翅は地味な色彩で、翅を閉じている時は樹皮と紛らわしい。シロシタバと比べると一回り小さい。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

一番上の画像にはキノコゴミムシも写っている。また、一番下の画像の個体は他のに比べて、前翅の色彩がやや淡い。別種なのだろうか?



by jichouan | 2018-10-20 16:08 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 26日

時鳥庵の樹液酒場(その3、シロシタバ)


 ヤガ科のガの仲間でカトカラと呼ばれている中~大型のグループがいる。このカトカラという名前は属名のCatocala に由来する。前翅は地味で樹木の樹皮のような色をしているのだが、後翅は種によって白、紅、黄それに紫などの大きな斑紋を持っていて、結構美しく、この仲間を熱心に集めている人も多いらしい。庵主はガにあまり関心はないし、ほとんど撮影もしない。なぜかというと、もともと好きではないのもあるが、とにかく種類が多く、これに手を染めるときりがないからだ。それでも少ないながらいくつか気に入っているグループはあって、それらは機会があるごとに撮影している。そのひとつがこのカトカラだ。
 カトカラは灯りにもよく飛来するが、夜間樹液に多く集まる。時鳥庵でも7-8月には樹液に多く集まる。もっとも多いのはシロシタバで、これはとにかく多い。幼虫がサクラ類を食べるようで、時鳥庵にはヤマザクラが多いので、それを食べているのだろう。昼間ヤマザクラの幹にとまっている成虫もしばしば見かける。
 さて、そんなカトカラの後翅のやや派手な斑紋。例えばシロシタバを昼間見かけるとたいてい翅は閉じられていて、前翅しか見えない。後翅は前翅の下に隠されているのだ。
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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
昼間ヤマザクラの幹にとまるシロシタバ。白い後翅の斑紋は前翅の下にたたまれて見えない。

 しかし、天敵の鳥などに襲われた時、翅を開いて派手な後翅を見せる。襲った鳥はというと、急に出てきた予想もしていなかった派手な色に驚き逃げるのだ。そう解釈されている。ちなみに、夜、樹液に来ている時は翅を半開きにしていて、後翅の斑紋が見えることが多い。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-26 12:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 21日

ハンミョウ 2018


 今年もハンミョウ(=ナミハンミョウ)の撮影に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。ただ、今年は既に発生のピークを過ぎていたのか、数は少なかった。6月にケガをして以来ちょっとさぼり気味だったので、何とも致し方ない。毎年相当数の写真を撮っているのだが、今年は特に低いアングルで、真横からの写真にこだわってみた。これまで撮影した写真の多くは斜め上から撮影したものが多い。それで真横から撮ってみようと思ったのだが、これが結構難しい。悪戦苦闘した結果の一部をアップしておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-21 11:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 08日

トウキョウヒメハンミョウ・・・


 時鳥庵の庭で、葉の上にトウキョウヒメハンミョウがいた。小さな種類で、体長は1㎝ほどだろうか。普通のハンミョウ(=ナミハンミョウ)のような派手さはなく、暗灰褐色の地味な色彩をしているが、拡大してみると微妙な光沢があって結構美しい。ただ、小さくて地味な色彩をしているので、落ち葉が敷き詰められた地面にとまっていると、庵主の老眼では発見はほとんど不可能だ。舗装された所なら何とか見つけることもできるのだが。
 時鳥庵の庭からはハンミョウ(=ナミハンミョウ)とニワハンミョウに続いて3種目の記録になる。面白いのはこの種の分布で、名前でもわかるように東京都を含めた関東地方(静岡県の記録もある)に分布するのだが、かなり隔たった九州(山口県の記録もある)にも分布している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


by jichouan | 2018-09-08 14:05 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 06日

時鳥庵の樹液酒場(その1)


 時鳥庵にはコナラが多くあるのだが、樹液が出ているのは1本しかない。このコナラにはシロスジカミキリの脱出孔などもあって、毎年樹液が出るのだ。クヌギも温室の周囲に数本あるのだが、これもこれまでは樹液はほとんど出ていなかった。今年は5月頃そのコナラやクヌギ10数本に鉈で傷をつけておいた。すると、6月に入って4本のクヌギに樹液が出てきたのだ。残念ながらコナラからは出てこなかった。
 そんな時鳥庵の庭にあるコナラやクヌギの樹液に集まる昆虫をこの夏を通して観察してみた。
 まずは定番のカブトムシだ。これまで時鳥庵の灯りにはちょいちょい飛んで来ていたのだが、メスがほとんどで、クワガタムシほど多くはなかった。ところが、夜間樹液を見回ると、これがとんでもなくたくさんいたのだ。1本のクヌギに10数匹いることもよくあったし、それを見ていると次から次に飛来する日もあった。ただし、多かったのは7月から8月の上旬までで、8月10日頃を境に急激に減少し、お盆明けには全く姿を見なくなってしまった。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-09-06 17:15 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 31日

ムシヒキアブ2018(イシアブの未同定種)


 これも奥日光で7月18日に撮影したものだ。オオイシアブの仲間がよく来る倒木で、チャイロオオイシアブと思われる種を撮影していたときに見つけた種名の分からないイシアブだ。体形はオオイシアブにそっくりだが、大きさはオオイシアブより一回り小さい。トゲオイシアブなどよりはうんと大きく、頑丈な感じの体形をしている。翅は透明に近く、腹部は淡褐色の毛におおわれているが、胸部は黒く光沢があって毛は少ない。
 庵主は本種の頭部の形態や毛の生え方、胸部の形、大きく発達した後脚などからオオイシアブに近い種ではないかと推測しているのだが、どうだろうか。ちなみにこの個体は極めて敏捷で、近づくとすぐ飛び立ってしまうのだが、しばらくするとまた戻って来て同じ倒木上にとまるということを10分ほど繰り返していた。その間一度だけ目の前1mくらいの所にとまってくれたのでこのカットだけだが撮影できたのだ。そんなわけで、残念ながら捕虫網は持っていたが採集は失敗した。不明な昆虫はなるべく採集しようと思っているので、何とも悔しい。
 庵主はムシヒキアブに関しては全くの素人なので、分からないことも多いのだが、ちょっと調べてみると、このグループの分類が日本ではまだまだ進んでいない現状につきあたる。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2018-08-31 17:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 29日

ムシヒキアブ2018(ホソムシヒキの一種)


 これは奥日光で8月1日に撮影したものだ。生い茂るササの間を飛んでいるのを見つけ、とまったところを撮影したものだ。残念ながら撮影できたのはこの1カットのみ。このカットを撮影後、すぐに飛び立ち、またササの葉の間に消えて行った。
 かなり細型の体形で、一見昨年掲載したニトベハラボソツリアブにも似ている。ただし後脚は若干短めなので、ツリアブではなくムシヒキアブだということに気付いた。ホソムシヒキ亜科に属する種類なのだが、残念ながらこの亜科に関する情報は極めて少なく、種までの同定には至っていない。日本には10数種が分布しているようだが、栃木県からはミノモホソムシヒキとアメイロホソムシヒキの2種が記録されているという。この2種のうちのどちらかなのだろうか?
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


by jichouan | 2018-08-29 15:53 | 昆虫 | Comments(0)