時鳥庵晴耕雨読

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2018年 09月 21日

ハンミョウ 2018


 今年もハンミョウ(=ナミハンミョウ)の撮影に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。ただ、今年は既に発生のピークを過ぎていたのか、数は少なかった。6月にケガをして以来ちょっとさぼり気味だったので、何とも致し方ない。毎年相当数の写真を撮っているのだが、今年は特に低いアングルで、真横からの写真にこだわってみた。これまで撮影した写真の多くは斜め上から撮影したものが多い。それで真横から撮ってみようと思ったのだが、これが結構難しい。悪戦苦闘した結果の一部をアップしておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-09-21 11:23 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 14日

青ジソのかき揚げ・・・


 青ジソの葉(=大葉)のてんぷらは普通、葉の片面だけに衣をつけて揚げることが多い。試してみると比較的簡単にできるのだが、シソの香りを残そうとすると、これが案外難しい。おそらくさっと短時間で揚げると香りが残るのだろうが、家庭の小さな鍋では材料を投入するたびに油の温度が下がってしまい、ちょっと揚げる時間が長くなってしまうのだ。そこで考えたのが、1枚きりではなくかき揚げにすることだ。試したところ結構シソの香りが残って、庵主は気に入っている。
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 今年は青ジソが結構よくできて、今現在も青々としている。それを摘んできたものだ。
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 積んできた青ジソは、よく洗ってからざく切りにする。大きさは適当でよい。
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 ざく切りにした青ジソをポリ袋に入れ、それに小麦粉をまぶす。
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 小麦粉をまぶした青ジソを水で薄めにといた小麦粉に卵を混ぜたのをからめる。
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 あとはそれを180℃に熱した油で揚げるだけ。
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 そしてこれで出来上がり。今回は色が少しキツネ色になっているので、ちょっと揚げ過ぎたようだ。それでもサクサクに揚がっており香りはちゃんと残っている。

# by jichouan | 2018-09-14 14:41 | 料理 | Comments(0)
2018年 09月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その2、オオムラサキ)


 オオムラサキはそれほど多くはないものの時鳥庵にもよく飛んでくる。7月頃には、庵の真上に張り出したコナラの梢で、オスがなわばり行動をとっていることもある。近くに飛んできた他のチョウなどを追いかけ、また元とまっていたところに戻る行動だ。ときには小鳥を追いかけることもある。今年は暑かったので、昼間はあまり外に出なかったのだが、8月のある日、温室に水やりに行ったついでに、クヌギの樹液を見に行くと、オオムラサキのメスが来ていた。スミナガシも来ていたが、こちらは早々に飛び去った。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-09-10 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 08日

トウキョウヒメハンミョウ・・・


 時鳥庵の庭で、葉の上にトウキョウヒメハンミョウがいた。小さな種類で、体長は1㎝ほどだろうか。普通のハンミョウ(=ナミハンミョウ)のような派手さはなく、暗灰褐色の地味な色彩をしているが、拡大してみると微妙な光沢があって結構美しい。ただ、小さくて地味な色彩をしているので、落ち葉が敷き詰められた地面にとまっていると、庵主の老眼では発見はほとんど不可能だ。舗装された所なら何とか見つけることもできるのだが。
 時鳥庵の庭からはハンミョウ(=ナミハンミョウ)とニワハンミョウに続いて3種目の記録になる。面白いのはこの種の分布で、名前でもわかるように東京都を含めた関東地方(静岡県の記録もある)に分布するのだが、かなり隔たった九州(山口県の記録もある)にも分布している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)


# by jichouan | 2018-09-08 14:05 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 09月 06日

時鳥庵の樹液酒場(その1)


 時鳥庵にはコナラが多くあるのだが、樹液が出ているのは1本しかない。このコナラには白筋カミキリの脱出孔などもあって、毎年樹液が出るのだ。クヌギも温室の周囲に数本あるのだが、これもこれまでは樹液はほとんど出ていなかった。今年は5月頃そのコナラやクヌギ10数本に鉈で傷をつけておいた。すると、6月に入って4本のクヌギに樹液が出てきたのだ。残念ながらコナラからは出てこなかった。
 そんな時鳥庵の庭にあるコナラやクヌギの樹液に集まる昆虫をこの夏を通して観察してみた。
 まずは定番のカブトムシだ。これまで時鳥庵の灯りにはちょいちょい飛んで来ていたのだが、メスがほとんどで、クワガタムシほど多くはなかった。ところが、夜間樹液を見回ると、これがとんでもなくたくさんいたのだ。1本のクヌギに10数匹いることもよくあったし、それを見ていると次から次に飛来する日もあった。ただし、多かったのは7月から8月の上旬までで、8月10日頃を境に急激に減少し、お盆明けには全く姿を見なくなってしまった。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2018-09-06 17:15 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 31日

ムシヒキアブ2018(イシアブの未同定種)


 これも奥日光で7月18日に撮影したものだ。オオイシアブの仲間がよく来る倒木で、チャイロオオイシアブと思われる種を撮影していたときに見つけた種名の分からないイシアブだ。体形はオオイシアブにそっくりだが、大きさはオオイシアブより一回り小さい。トゲオイシアブなどよりはうんと大きく、頑丈な感じの体形をしている。翅は透明に近く、腹部は淡褐色の毛におおわれているが、胸部は黒く光沢があって毛は少ない。
 庵主は本種の頭部の形態や毛の生え方、胸部の形、大きく発達した後脚などからオオイシアブに近い種ではないかと推測しているのだが、どうだろうか。ちなみにこの個体は極めて敏捷で、近づくとすぐ飛び立ってしまうのだが、しばらくするとまた戻って来て同じ倒木上にとまるということを10分ほど繰り返していた。その間一度だけ目の前1mくらいの所にとまってくれたのでこのカットだけだが撮影できたのだ。そんなわけで、残念ながら捕虫網は持っていたが採集は失敗した。不明な昆虫はなるべく採集しようと思っているので、何とも悔しい。
 庵主はムシヒキアブに関しては全くの素人なので、分からないことも多いのだが、ちょっと調べてみると、このグループの分類が日本ではまだまだ進んでいない現状につきあたる。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2018-08-31 17:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 29日

ムシヒキアブ2018(ホソムシヒキの一種)


 これは奥日光で8月1日に撮影したものだ。生い茂るササの間を飛んでいるのを見つけ、とまったところを撮影したものだ。残念ながら撮影できたのはこの1カットのみ。このカットを撮影後、すぐに飛び立ち、またササの葉の間に消えて行った。
 かなり細型の体形で、一見昨年掲載したニトベハラボソツリアブにも似ている。ただし後脚は若干短めなので、ツリアブではなくムシヒキアブだということに気付いた。ホソムシヒキ亜科に属する種類なのだが、残念ながらこの亜科に関する情報は極めて少なく、種までの同定には至っていない。日本には10数種が分布しているようだが、栃木県からはミノモホソムシヒキとアメイロホソムシヒキの2種が記録されているという。この2種のうちのどちらかなのだろうか?
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-08-29 15:53 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 27日

コナラ倒木上の昆虫類(その4・ハガタヨツモンナガクチキ)


 ちょっと季節をさかのぼって申し訳ないが、4月下旬にコナラの倒木上に美しいナガクチキムシがいた。全体に黒く、鞘翅には赤い波型の斑紋が2対ある。これも前にあげたキノコゴミムシ同様、オオキノコムシなどに見られる斑紋によく似ている。特徴から、ハガタヨツモンナガクチキだろうと見当をつけている。時鳥庵では初めて見る種類だ。他所でも稀に見るだけで、それほど多くないと思う。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-08-27 16:10 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 21日

ムシヒキアブ2018(ムラサキクチブトイシアブ)


 今年も時鳥庵の庭でムラサキクチブトイシアブの撮影に成功した。かなり珍しい種類らしく、中山(双翅目談話会「はなあぶ」 no. 43; p. 3)によると知られている分布は愛媛県、京都府、それに栃木県だけだという。この栃木県というのは時鳥庵の庭なのだ。ただ、最近、岐阜聖徳学園大学の「昆虫図鑑・ムシヒキアブ図鑑」http://www.ha.shotoku.ac.jp/~kawa/KYO/SEIBUTSU/DOUBUTSU/07hae/mushihikiabu/index.html(理科教材としてネット上に公開している)の中に、本種らしい画像が掲載されているのを見つけた。撮影地は岐阜市で2カットあり、「未同定」となっている。
 時鳥庵では一昨年から現時点までに6個体を確認しているし、これまで2回アップしている。(2016年の記事はこちら、2017年の記事はこちら)まだまだ観察例が少ないのだが、これまで本種に関して分かったこと、感じたことなどをここに記録しておく。1)発生時期:8月4日から8月26日の間に観察している。2)活動時間:13時30分から16時30分の間に観察している。すべて午後だというのはちょっと興味深い。他のイシアブ類の多くは午前中に多く観察でき、14時を過ぎるとあまり見なくなることが多い。3)見られる場所:日当たりのよい葉の上や樹皮のない倒木上など。これは他のイシアブ類と同じなのだが、どちらかというと低い位置、だいたい地面から30㎝以内にとまることが多く、それより高い位置にはあまりとまらない。また地面にとまることもあるのもイシアブ類としては珍しいのではないだろうか。
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(D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)
地面にとまるムラサキクチブトイシアブ


 今年は8月18日の午後2時18分前後に見つけた。撮影はできたが、採集はできなかった。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-08-21 10:27 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 16日

ミズスマシ・・・


 日本固有種のミズスマシはかつては池や水田など水のあるところでは普通に見られた甲虫で、水面をくるくる回るように泳ぎ回っていたものだ。それがいつの間にか急激に減少し、環境省のレッドデータブック(RDB)では「絶滅危惧Ⅱ類」に分類されている。なぜ、急に減ったかはよく分からないのだが、中性洗剤など界面活性剤がその原因ではないかという意見もある。生活排水などに含まれる界面活性剤がミズスマシの浮力を奪い、水面での生活ができなくなったというのだ。
 そんなミズスマシが、時鳥庵の近くにある小さな池(?周囲10mほどか)に多数生息しているのだ。この地域では、ほかでは見たことはないのだが、その池に行けば必ず多数が泳いでいるのだから驚きだ。その池は個人所有なのだが、庵主は所有者と懇意にしており、不在でない限りはいつでも見に行ける。そこにはタガメも多い。
 今回は、なぜか池の真ん中付近に集まって泳いでいた。少し遠かったのであまり良い写真は撮れなかった。今後、もっとよい写真が写せれば改めてアップしたい。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2018-08-16 19:53 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 08月 12日

ミズナス(水茄子)を食べる・・・


 ミズナスは大阪の泉州地域で作られている水分の多い、ちょっと丸っこい形のナスだ。これを漬物にするとたいそううまい。このミズナスにもいろんな品種があるようで、最近では園芸店で苗を買うことができるので、時鳥庵の畑では毎年必ず数株を植えている。これはもともと泉州で作られていたミズナスと全く同じものかどうかは分からない。中には「ミズナス風ナス」といった名前で売られているものもあった。それでも、本場のミズナスと比べても食感などはそれほど違わないので、ここではそのまま「ミズナス」と呼んでおく。庵主は大阪出身で、よく本場のミズナスは食べていたのだ。
 そんなミズナス、いたって簡単な食べ方がある。結構うまい。ミズナスが手に入ったら、ぜひ試してほしい。
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丸っこいのがミズナス

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縦に切る、裂いてもよい。皮はやや硬いので、気になれば剥いておく。庵主は半分ほど剥いている。

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マヨネーズにワサビと醤油を適当にかけ、よく混ぜる

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ミズナスに少しそのマヨ・ワサ醤油をつけて食べる。ただそれだけ


# by jichouan | 2018-08-12 11:51 | 料理 | Comments(0)
2018年 08月 09日

ゴイシシジミ・・・


 時鳥庵とその周辺ではゴイシシジミをよく見かける。小さなシジミチョウだが、翅の裏面は白地に黒い碁石模様をちりばめていて、そのコントラストは印象的だ。ただ翅表は一様に黒くて地味だ。このチョウの幼虫はササやタケに寄生するアブラムシ類を食べて育つ肉食性だ。この辺りにはアズマネザサやメダケが多いので、そこで発生しているのだろう。年4~5回くらいは発生しているようだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2018-08-09 14:03 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 27日

アゲハモドキ・・・


 ここのところの猛暑で、庵主は活動停止状態が続いている。早朝に畑の草刈りだけはしているが、それで全身びっしょりと汗に濡れてしまう。それでシャワーを浴びるともう外に出る気はしない。ニュースで毎日熱中症の話題が伝えられ、庵主も「年寄りの冷や水」にならぬよう、ここは扇風機の前で毎日過ごしているのだ。ちなみに時鳥庵ではよほどのことがなければ冷房は使わなくて済む。
 そんなある日、庭の小さな(おそらく実生)ミズキが丸坊主になっているのに気づいた。よく見ると白いものがいくつも付いている。アゲハモドキの幼虫だった。アゲハモドキの幼虫は体の表面に分泌した真っ白のロウ物質をつけているのだ。これは結構よく目立つ。そういえば、成虫が夜間、庵の灯りによく飛んでくるし、昼間、葉の上で休んでいるのを見ることも多い。幼虫もちょっと変わっているが、この成虫の容姿にはさらに驚く。ジャコウアゲハにそっくりなのだ。ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサなどを食べ、体内に毒を蓄えるので、鳥などの捕食者に嫌われており、それに擬態しているのだといわれている。ただ、ここ時鳥庵ではジャコウアゲハは今のところ見たことはない。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
ミズキ上の幼虫

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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
昼間見かけた成虫



# by jichouan | 2018-07-27 17:55 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 17日

タテジマカミキリ・・・


 時鳥庵にはウド(山ウド)が2株だけ自生している。いつか食べてやろうと思っている。その、ウドの葉にタテジマカミキリが休んでいた。
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ウドの葉上で見つけたタテジマカミキリ

 このカミキリが時鳥庵にいるとは思っていなかった。なぜならこのカミキリはカクレミノでよく見つかるのだが、時鳥庵にはそれが無いからだ。調べてみるとカクレミノ以外にも、ヤツデやセンノキ、ハリギリなどにも寄生するようだ。どれもウコギ科の植物だ。そういえばウドもウコギ科なので、もう一度よく見てみると茎に後食痕らしきものがついていた。このタテジマカミキリはウドを後食していたのだろう。
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ウドの茎についた後食痕(?)

 時鳥庵にはウコギ科の植物はほかにコシアブラ、ヤマウコギ、ハリギリ、タラなどがあるので、それらの植物に寄生している可能性がある。とりあえず一番多くあるコシアブラを見て回ると、1匹だけだが見つけることができた。
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コシアブラの幹上に
(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-07-17 17:44 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 13日

ナカネアメイロカミキリ・・・


 この時期、奥日光でハリギリ(ウコギ科)があれば、その幹を見て歩く。幹には深いしわが刻まれているのだが、ナカネアメイロカミキリという飴色をした小さなカミキリが見つかる。体長は6~9㎜くらいだろうか、小さい。暗灰色の樹皮に明るい飴色のカミキリなので、小さくてもよく目立つ。クリイロシラホシカミキリと同じように、このカミキリを探している人と出会うことも多い。これも小さいのに収集家には人気があるカミキリのようだ。日中、日当たりのよいハリギリで待っていると、次から次に飛来することがある。場所によっては結構普通に見つかる。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-07-13 13:18 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 09日

マツシタトラカミキリ・・・


 このカミキリもミズナラの大木の幹上でよく見かける。やはりちょこちょこ歩き回っている。メスは産卵をしているところをよく見かけるので、幼虫はミズナラの樹皮か樹皮下を食べるのだろう。奥日光では結構普通にいる。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-07-09 17:58 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 07日

テツイロハナカミキリ・・・


 クリイロシラホシカミキリを探していると時々見かけるハナカミキリだ。体が小さく細く弱々しいので、カミキリというよりジョウカイのようなたたずまいだ。幹の表面をふらふらと歩いていて、近づくと飛んでしまったり、落下したりすることが多い。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-07-07 07:20 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 05日

クリイロシラホシカミキリ・・・


 奥日光でミズナラの大木の幹を見ているといろんな甲虫が見つかる。クリイロシラホシカミキリもその一つだ。体長6~9㎜の小さなカミキリなので、見つけるのはちょっと大変だ。それでもちょこちょこと歩き回ってくれれば、何とか見つけることはできるし、目が慣れてくると結構普通にいることに気づく。ただ、その動きは結構速くて、撮影は簡単ではない。小さいうえになかなかとまってくれないのだ。小さいのに収集家が好むのはなぜだろう。このカミキリを探している人によく出会う。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 10mm)


# by jichouan | 2018-07-05 17:52 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 07月 03日

アオカタビロオサムシの大量発生は終息か・・・


 奥日光で6月に大量発生していたアオカタビロオサムシ、7月に入るとぱったりいなくなってしまった。6月13日に初めて確認して以来、6月19日、6月22日にはまだ結構拾えたのだが、6月29日には3♀を拾えただけで、7月2日には全くその姿はなかった。鱗翅類の幼虫の減少に伴いどこかに移動分散してしまったのだろうか。不思議ですらある。
 この大量発生が偶発的なものなのか、また来年も繰り返されるものなのかは分からない。今後とも奥日光に行くたびに当地を訪れ状況を継続的に確認したいと思っている。画像は6月29日に確認した今回最後(?)のメス達だ。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-07-03 08:17 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 30日

ムシヒキアブ2018(Ommatius sp.)


 (タイトルの1018は間違いで、正しくは2018でしたので訂正しました:7月7日)
 時鳥庵とその周辺から14種目のムシヒキアブを見つけた。ほぼ1年ぶりの更新記録だ。見つけたのはOmmatius属の未同定種で、未記載種(まだ学名がついていない=新種)の可能性もある。調べたところ、国内ではその存在が広く知られているものの、同属には多数の外国産の種がいてそれらとの比較ができていないので同定できていないということらしい。和名もない。小型種でその触角は細くて櫛のように枝分かれしている。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
細くて枝分かれした触角が見える

 この種の存在は庵主も知っていたのだが、とにかく小さい。6~8㎜くらいだろう。それでも拡大するとしっかりムシヒキアブだということが分かる。それにいるところがまた際立っている。草はらのそれほど高くない(ひざ下くらい)イネ科植物の葉先にとまっているのだ。葉先を眺めながらカンカン照りの草はらを腰をかがめて徘徊するのは何ともきつい。見つけてからも大変だ。細い葉先は常に風を受け揺れ動いているのだ。結構な接写になるので、揺れている被写体は撮影できない。ファインダーをのぞきながらずっと眺め続けていると、一瞬揺れがとまるときが必ずある。その瞬間にシャッターを切るのだ。何ともストレスのたまる撮影だ。それでもここの所数日かけて結構な量の撮影ができた。ネットでもあまり画像を見ないのでちょっと多めに貼っておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 16mm)
メス

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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro + Extension Tube 10mm)
オス



# by jichouan | 2018-06-30 17:12 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 28日

コナラ倒木上の昆虫類(その3・オナガコマユバチの一種)


 倒木上をよく見ていると、サッポロオナガバチなどよりうんと小さいのに似たような体形をし、似たような産卵をするハチがいることに気がついた。体長(産卵管を除く)は10㎜もないだろう。ヒメバチではなさそうだ。これも渡辺恭平博士に同定してもらったところコマユバチ科オナガコマユバチ亜科のHypodoryctes cantata だということが分かった。寄主は不明だが、同属の寄主としてクロホシタマムシが唯一海外で報告されているらしい。本種もタマムシ類の幼虫に捕食寄生するのだろうか。時鳥庵にはナガタマムシ類やムツボシタマムシ、ツシマムツボシタマムシなどは結構いる。
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倒木上のメス

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産卵するメス

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倒木上のオス

(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2018-06-28 17:08 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 25日

庵主ケガをする・・・


 6月22日に奥日光に行ったのは、6月8日に撮影したアラメハナカミキリの写真がいまいち気に入らなかったので、再度撮影に出かけたのだ。某所で部分枯れの針葉樹上を歩きまわるオスを見つけファインダーを覗きながらそれを追っていた時、右足を地面に空いた直径30cmほどの穴に、ほとんど足の根元まで突っ込んでしまった。その穴は自然にできたもののようだが、結構深く少なくとも1m以上はあると思う。よく裂傷を負ったり、骨折したりしなかったものだと胸をなでおろしている。それでも腰をひねり、左ひざをねんざしてしまい、しばらく茫然としたものだが、歩いてみるとなんとか歩けるので、撮影しながら下山することにした。結局この日は2♀1♂に出会い、何とか撮影はしたのだった。
 車も何とか運転できることが分かり、せっかくなのでアオカタビロオサムシが発生しているところに1時間ほど寄って帰路に付いたのだが、帰ってからが大変だった。緊張がほぐれたためか腰の痛みが増し、左ひざもほとんど動かせなくなり、歩くこともできなくなってしまった。今(6月25日)もやや症状は和らいだものの、左ひざなどは腫れたままである。このいい時期に何もできないでいるのは何ともつらい。あまりにも悔しいので、その原因になったアラメハナカミキリのオスの画像を貼っておく。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


# by jichouan | 2018-06-25 16:34 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 25日

アオカタビロオサムシ・・・


 6月14日の記事 の中でアオカタビロオサムシだろうと素人同定したのは、間違いなくアオカタビロオサムシであることが分かった。その後6月19日と6月22日にも同所(奥日光某所)を短時間(1時間弱)ではあるが訪れ、40匹ほどを捕まえ、その一部をオサムシの神様M氏に送ったところ、それが確かめられた。
 これまでアオカタビロオサムシの栃木県内はもちろんのこと関東地方での記録はそれほど多くはないようで(詳しく調べたわけではないのだが)、どういう経緯で今回の大量発生につながったのかは不明な点が多い。ただ分かっているのは、最初に見つけた6月13日には少なくともカタビロオサムシ類の餌となるだろう3種の鱗翅類の幼虫が大発生していたこと(これはその後の6月19日と6月22日には激減していた)だけだ。今後、餌になる鱗翅類の幼虫の減少に合わせてクロカタビロオサムシとアオカタビロオサムシの同時大量発生が終息するかもしれない。今後の推移を見守る必要があるだろう。

# by jichouan | 2018-06-25 15:41 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 20日

ルリヒラタムシ・・・


 奥日光の森にはルリヒラタムシは普通にいる。この時期、林内で飛翔しているのを結構よく見る。今回は針葉樹の立ち枯れに、ちょっとしたくぼみがあってその中でルリヒラタムシが交尾をしていた。側面から見るとなるほど平たい。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 通常は樹皮下にいるのだろうがどうしてこんなところで交尾しているんだろう。もっとも樹皮下の狭い隙間では交尾もままならないか。そんな事を思いながら見ていると一旦交尾を解いてくぼみから出てきた。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 交尾を解いたのだが頭部は重なり合ったままなので、よく見るとオスが大顎でメスの触角の根元に噛みついている。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 その後また交尾を始めたが、やはりオスはメスの触角に噛みついたままだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 それにしてもやはり平たい。もともと山地帯に棲んでいるのだが、最近はずいぶん数が減ったように思う。それでも奥日光では個体数は多く、いまだ健在なのが嬉しい。

# by jichouan | 2018-06-20 09:48 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 14日

カタビロオサムシのなかま・・・


 今週も奥日光に行ってきたのだが、某所ではカタビロオサムシのなかまが大発生していた。よく東北地方などでブナの葉を食い荒らすブナアオシャチホコの幼虫が大発生するのに合わせて、その天敵であるクロカタビロオサムシが大量に発生する話を聞く。今回もこれに似たケースで、少なくとも3種の鱗翅類の幼虫(未同定)が大量に発生していた。ではどのくらいこのオサムシが発生しているかというと、ほんの30分ほどの滞在中に12匹を拾い、数匹の踏みつぶされた個体を確認できたのだ。これは結構大量に発生していると考えてよいのではないか。
 問題は、そのオサムシの種類だ。時鳥庵に戻り、拾った12匹のオサムシを並べてみて、「おや」と思った。時鳥庵にもいるクロカタビロオサムシなのだが、少し感じの違うやつが混じっているような気がした。そこでその感じの違うやつをより分けて並べ変えたのが次の画像だ。
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 左の3♀1♂はおそらくクロカタビロオサムシで間違いないと思う。より分けた右の1♀7♂は、一様にやや小さくごく弱いが銅色や緑色の光沢がある。また、腹端もより丸みがあって、庵主はこれらはアオカタビロオサムシだろうと思っている。どうだろう。もっとも、オスの交尾器を調べれば確実な同定ができるのだが、庵主の老眼ではちょっとそれをとり出すのはきびしい。もし、この素人同定が正しければクロカタビロオサとアオカタビロオサの同時大量発生ということになる。そんな記録は過去にあるのだろうか。
 現地で撮影した画像も貼っておこう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
鱗翅目の幼虫を捕食するクロカタビロオサムシのメス

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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
地面を歩くアオカタビロオサムシと思われるオス



# by jichouan | 2018-06-14 18:00 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 12日

コナラ倒木上の昆虫類(その2・キスジクチキヒメバチ)


 その日も午前中サッポロオナガバチのメスが産卵をしていた。数時間後の午後3時ころに行ってみるとまだ同じ場所で産卵をしているではないか。こんなに長い時間かかるのもおかしいと思いつつ、数枚写真だけは撮っておいた。それを持ち帰りモニターで拡大してみて驚いた。サッポロオナガバチとは顔が違うのである。つまり違う種に入れ替わって同じ場所で産卵していたのだ。
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上がサッポロオナガバチ、下は入れ替わっていた種

(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 これはもう少し良く見ないとと思い、再びカメラを持って倒木まで引き返し、じっくり撮影したのが今回掲載した画像だ。渡辺恭平博士によりこれはヒメバチ科クチキヒメバチ亜科のキスジクチキヒメバチ Cnastis vulgaris と同定された。博士によるとこの種の寄主としてセミスジコブヒゲカミキリが記録されているが、おそらく寄主範囲はもっと広いだろうとのことであった。ちなみにこの倒木からは今のところカミキリはゴマフカミキリしか見つけていない。サッポロオナガバチとは亜科が異なるがぱっと見はよく似た形態をしており、きっと似たような生活をしているのだろう。産卵管を差し込み始めてからそれを抜くまでの画像を貼っておく。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)

 サッポロオナガバチでは産卵管が差し込まれている間に鞘が抜かれるのだが、本種では産卵管と同時に鞘も引き抜かれる。

# by jichouan | 2018-06-12 13:24 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 09日

アラメハナカミキリ・・・


 奥日光に行ってきた。ちょっと早いかな、と思っていたのだが針葉樹の立ち枯れを見て回ると、もうすでにアラメハナカミキリが出ていた。昼前後に1♀4♂を確認できた。
 このカミキリは名前通り鞘翅に独特の凹凸がある。色彩もちょっとシブくて、ブロンズのようで、微妙な光沢がある上、黄色の帯がその質感をさらに高めている。どこにでもいるわけではないので、収集家が目の色を変えて捜すのも何となくわかる気がする。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
立ち枯れ上を歩きまわり、やがて産卵を始めたメス

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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
立ち枯れ上のオス



# by jichouan | 2018-06-09 04:56 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 07日

オオミドリシジミのなわばり・・・


 1週間ほど前に気付いたのだが、朝8時半ごろになると時鳥庵の窓の外に、何やらちらちらと光るものがすばやく、ぐるぐる回るように飛んでいるのが見える。ちょうど朝食をとっているころだ。ときには二つの飛翔物体が互いに追いかけるような飛び方もする。すぐに、これはオオミドリシジミのなわばり飛翔だと分かった。窓を開け外に出て確認すると、1匹のオスが庵の軒より少し上にある、ちょっと張り出したヒノキの枝先にとまっていた。時折周囲を飛び回っては、またもとの位置、あるいはその近くにとまる。そして他のオスが来ると、それを追い回し、またもとの位置に戻る。この時戻ったのはもとのオスかどうかは分からないのだが。やはりなわばり飛翔のようだ。なぜ、今まで気付かなかったんだろう。でも、家の中にいながら毎朝飛翔を見れるのだから、良しとしよう。
 このオオミドリシジミ、クヌギやコナラが食樹で、最近はかなり減ったというのだが、時鳥庵ではここのところ晴れた日には毎朝見られる。ただ、とまっているのは軒より高いところで、ほとんど下に降りてこないので撮影はできない。画像は昼間たまたま割と低い位置のクリの葉にとまったところを写したものだ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2018-06-07 11:14 | 昆虫 | Comments(0)
2018年 06月 06日

キバナヤマオダマキが開花・・・


 一昨年、長野県で採取してきたキバナヤマオダマキの種子を昨年春に播いておいた。プランターいっぱいに発芽していたのを、本当なら植え替えねばならなかったのだが、面倒なのでそのままにしておいた。今もそのままなのだが、ここにきてやっと咲いてくれた。以前、山梨県で採取した種子をまいたところ、花は黄色く咲かず、普通のヤマオダマキとキバナヤマオダマキの中間的なピンクがかった色で咲いたのでめげていたのだが、今回はちゃんと黄色に咲いた。このままではちょっと密生しすぎなので、そのうち植えかえようと思っている。
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(D7000; Makro-Planer T* 2/50 ZF.2)

 ただこのキバナヤマオダマキはヤマオダマキと同種の黄花型とされているのだが、時鳥庵では普通のヤマオダマキは2週間ほど前にすでに咲き終わっている。花色だけでなく、性質もかなり異なるようだ。

# by jichouan | 2018-06-06 13:13 | 植物 | Comments(0)
2018年 06月 04日

コナラ倒木上の昆虫類(その1・サッポロオナガバチ)


 時鳥庵の温室横にコナラの倒木がここ何年かそのまま放置してある。天気の良い日には毎日一度はそれを覗きに行く。なんらかの甲虫類やハチ類がいることが多く目が離せないのだ。
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温室横にあるやや古いコナラの倒木

 まず目につくのがオナガバチの仲間だ。倒木上を何かを探すように歩きまわるメスがよく目立つが、オスはあまりいない。メスは触角の先端で倒木の表面を探りながら歩いているのだ。おそらく倒木の中にいる何らかの昆虫(おそらく幼虫)の所在を探っているのだろう。そうなのだこのハチの幼虫は他の昆虫の幼虫に捕食寄生して育つのだ。だからメスは寄主になる昆虫の幼虫を探し、それに長い産卵管を使って卵を産みつけるのだ。産卵中のメスを見ることもある。しかも、このハチ類は複数種が共存しているから面白い。
 手始めに今回紹介するのはヒメバチ科オナガバチ亜科のサッポロオナガバチ Epirhyssa sapporensis だ。この倒木に来るハチの中ではもっとも個体数が多い。産卵中のメスも結構観察できた。
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触角を使って倒木中の寄主を探索するメス

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寄主を見つけたのだろう。産卵管を差し込む。

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産卵管はさらに深くまで差し込まれる。この種では産卵管を差し込んでいる間に産卵管の鞘は引き抜かれる。

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産卵が終わったのか、産卵管を徐々に引き抜く

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産卵管は完全に引き抜かれ、鞘に収まる

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倒木上のオス

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 ハチ類の同定は神奈川県立生命の星・地球博物館の渡辺恭平博士にお願いした。博士によるとサッポロオナガバチの寄主は判明していないようだ。

# by jichouan | 2018-06-04 09:28 | 昆虫 | Comments(0)