2016年 05月 21日
今年の4月24日のブログで時鳥庵のエゾオナガバチを紹介した。今でも時々それを観察している。10日ほど前からそのヤマハンノキの枯れ木にエゾオナガバチとは違うハチが見られるようになった。ここ1週間はそれの方が多くなった。 私はハチのことはよく分からないので専門家の、神奈川県立博物館の渡辺恭平博士に写真を送って聞いてみた。その日の内に大変詳しい返事がきた。”写真のハチはヒラタタマバチ科のニホンヒラタタマバチIbalia (Tremibalia) japonica Matsumura, 1912 です。エゾオナガバチと同じ立ち枯れによく飛来します。ヒラタタマバチの仲間はキバチに寄生しますが、Tremibalia亜属はヒラアシキバチ属に寄生し、本種はヒラアシキバチ、クロヒラアシキバチに寄生することが知られています。”とのことだった。 今日、同じ枯れ木でヒラアシキバチ属の種を見つけた。キバチも私にはよく分からないのだが、クロヒラアシキバチかその近縁種だろう。これが寄主だろうと思っている。 また、エゾオナガバチのメスが産卵中に、そのオスと思われるハチがいくつも集まってきてちょっかいを出している光景を見かけた。その写真も貼っておこう。 ちなみに渡辺博士によると、4月24日に私がエゾオナガバチのオスだと推測したのは正解だったようだ。渡辺博士ありがとうございました。ちょっと偉そうな書き方になってしまったが、渡辺博士は私の教え子の一人なのだ・・・・。
by jichouan
| 2016-05-21 20:24
| 昆虫
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じちょうあん・・・
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