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時鳥庵晴耕雨読

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2019年 04月 25日

タガメの越冬明けか?


 今日の午後5時頃のことだ。温室横でぶらぶらしていたら、地面の落ち葉が何やらわさわさしていた。何かいるようだ。しばらく見ていると、何と泥だらけのタガメが現れた。落ち葉の下の土の中にもぐって越冬していたのだろう。今日の午後はちょっと日が差して気温が上がった。昨夜からの雨のせいでずいぶん蒸し暑く感じる。タガメもいよいよ活動の季節を迎えたのだろう。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-04-25 17:29 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 22日

アザミウマ(その11、Litotetothrips pasaniae)


 Litotetothrips pasaniae Kurosawa(クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)は本州と九州に分布する小型の食植性アザミウマだ。今のところ四国からの記録はないようだが、おそらく分布しているだろう。海外では台湾から記録されているようだ。寄主植物はスダジイなどのシイ類で、葉の裏側などから見つかる。シイマルクダアザミウマという和名を持つように、多少丸みを持った短い頭部が特徴の一つだ。触角にも特徴があって、第8節(触角先端の節)が紡錘形で細長い。ただ、これらの特徴は同属の他種も共通して持っている。すべて長翅型で、オスは少ない。同属からは3種が日本から知られるが、他2種とは前翅に重複刺毛が無いことで区別できる。
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メス。体長は1.5mm前後。

(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


# by jichouan | 2019-04-22 16:01 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 19日

オオミスミソウ2019(その4)


 もう今年の花は終わってしまったのだが・・・。今年咲いた花はまだまだある。
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# by jichouan | 2019-04-19 10:15 | 園芸 | Comments(0)
2019年 04月 18日

ヤマザクラ2019


 時鳥庵の玄関正面にはちょっと大きな株立ちのヤマザクラがある。それがちょうど満開だ。ヤマザクラは実生で増えるためか株ごとに性質が少しずつ違う。開花もソメイヨシノのようにいっせいに咲かない。タカオハナアブが多く集まる温室横のヤマザクラが時鳥庵ではもっともはやく咲き、今年は4月10日には満開で、今は葉桜になっている。それに遅れること8日でこのヤマザクラが満開になったのだ。
 実はこのヤマザクラの奥にさらに大きな株立ちのがあるのだが、それは4日ほど前に満開で、いまはかなり散ってしまった。このように次々と入れ替わりに咲くヤマザクラは何とも趣があって、庵主はソメイヨシノより大いに気に入っている。あの独特の葉桜の色も何とも良い。と勝手に思っているのだ。
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# by jichouan | 2019-04-18 13:48 | 植物 | Comments(0)
2019年 04月 15日

続々、タカオハナアブ2019・・・


 メスの撮影をしていたとき、そこに突然交尾を迫るオスが飛び込んできた。いつもならそこで撮影を終了するのだが、とっさに少し引きながらそのままシャッターを押し続けてみた。メス・オスの動きは激しいのでうまく写るかどうかは分からない。とにかくシャッターを切り続けたのだが、数秒でメスはオスから離れ、飛び去った。
 この交尾の画像を確認するとオスが飛来して交尾が始まり、メスが飛び去るまで40コマほど撮影されていた。この日用いたカメラは毎秒10コマの撮影ができるのだが、それが額面通りだと4秒ほどということになる。画像を一枚ずつ確認すると、何とか見れそうな画像が数枚あったし、メスとオスの腹端が確実に接合されているのも確認できた。これまで5回ほど同じような光景を見たが、すべて似たような状況で、長い時間接合していることはなかった。この数秒の間に交尾は成立しているのだろうか。
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メスの撮影中、突如、交尾を迫るオスが飛来。メスも素早く反応したためか頭胸部がぶれている。

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交尾する。小刻みにだが激しく動いている。

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メスがオスから離れる直前の画像。ボケてはいるがしっかり交尾しているように見える。

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約4秒後にはメスはオスから離れ、飛び去った。

(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )

 これはまた違うシーンだ。
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この画像を撮影していたときのことだ。

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やはり突然オスがやって来て、交尾を始めた。

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この場合も5秒ほどでメスとオスは分離して飛び去った。

(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


# by jichouan | 2019-04-15 18:28 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 14日

続、タカオハナアブ2019・・・


 やっと、と言うか、何とかメスの撮影ができた。毎日何度かはメスに遭遇するのだが、結構敏捷で、近づくとすぐに飛び立ってしまう。やっと近づくことができても、すぐオスが飛来して交尾を迫り、数秒ほど激しく動きどこかに行ってしまうのだ。時鳥庵ではオスの生息密度が結構高いので、そういうことが普通に起こる。だからなかなか撮影できなかった。
 画像のメスは待っていたヤマザクラの隣にあるクヌギの幹の膝くらいの高さのところにに突樹飛来した。すぐそばにいたので簡単に撮影距離まで近づけた。うれしいことにしばらく静止してくれたので、難なく撮影。やっぱりコマルハナバチのメスにそっくりだ。よかったよかった。ただ、その直後にドラマが・・・。(つづく)
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-04-14 08:53 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 12日

タカオハナアブ2019・・・


 雪の10日から一夜明けた11日は朝から快晴だった。どうやら夜に気温が上がり雨に変わったようで、積雪は一切なかった。ただ、気温はまだ低く、冷たく強い北風がさらに体感気温を下げていた。温室横のしょぼいヤマザクラは時鳥庵では一番早く咲き9日にはほぼ満開で、この花に来るタカオハナアブも盛んに飛来していたのだ。(タカオハナアブの過去の記事はこちら。)だからこの日は、気温が低くてもこのタカオハナアブの撮影をしようと一日温室横で格闘した。毎年の恒例なので何かいつもと違う画像を撮りたいのだが、今年は真横からの画像にこだわってみた。はたして真横から撮れただろうか。それともう一つ、メスのしっかりした画像を撮るのも目標だ。タカオハナアブはメスとオスで色彩が大きく違い、特にメスは黒くコマルハナバチにそっくりで興味深い。ところがオスに比べうんと少ないのだ。今までも何度か撮影はしているが、あまりしっかりした画像が得られていない。
 結果はというと、オスの真横からの画像は結構撮れた。メスの撮影は今後に期待・・・というところ。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-04-12 09:02 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 10日

雪が・・・


 今日の昼ごろから時鳥庵では雪が降っている。今(午後4時38分)もまだ降り続いている。ヤマザクラが咲きだすこの季節に、まさか雪が降るとは思っていなかった。畑も真っ白だ。ただ、水分の多い雪だし、気温も真冬ほどは低くないので長く積もることはないだろうと思っている。むしろ、ここのところほとんど雨が降っていなかったので、畑には恵みの雪かもしれない。おそらく時鳥庵では平成最後の雪になるのだろう。
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# by jichouan | 2019-04-10 16:38 | 田舎暮らし | Comments(0)
2019年 04月 08日

ケブカハチモドキハナアブ・・・


 ケブカハチモドキハナアブはハナアブ科のアブで、体は黒地に黄色の横縞がくっきり入り、一見ハチの仲間に見まがえる。その色彩からおそらくドロバチ類などに擬態しているのだろう。よく似た種にハチモドキハナアブがいるが、こちらはやや「腰細」で、どちらかというとスズバチ類やトックリバチ類に擬態しているのではないだろうか。このハチモドキハナアブは夏にクヌギなどの樹液によく集まるのだが、時鳥庵とその周辺ではまだ見つけていない。それに対しこのケブカハチモドキハナアブは春先にケヤキに集まるという。
 一昨日、時鳥庵の温室横にあるそれほど大きくないケヤキの根元近くに1匹のメスが飛来した。最初はメスなのかオスなのか分からなかったのだが、そのうち産卵を始めたのでそれがメスであることが分かった。しばらくケヤキの幹上を歩きまわり産卵を続けたので、ゆっくり撮影できた。また、昨日も同じ木に1匹来ていたが、これはすぐに飛び立った。アブにしては長い触角を持ち、なかなか良い姿をしている。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-04-08 13:05 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 04月 06日

オオミスミソウ2019(その3)


 本日、時鳥庵に戻ってきた。石垣島では天候に恵まれず、あまりなにもできなかった。まあいいだろう。オオミスミソウはもう終わったかなと思っていたら遅く咲く花はまだ咲いていた。相当の大株になったのもあってちょっときれいだ。
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# by jichouan | 2019-04-06 16:21 | 園芸 | Comments(0)
2019年 04月 01日

シロスジメダカハンミョウ・・・


 西表島のちょっと薄暗い森林の中を歩いているとき、足もとからハエのように飛び立ち、すぐ近くのシダの上にとまった昆虫に気付いた。近寄ってよく見るとシロスジメダカハンミョウ八重山亜種(Therates alboobliquatus iriomotensis Chujo)だった。この種は屋久島から南に分布していて、2亜種に分類されている。屋久島から沖縄島に分布する屋久島亜種(yakushimanus Nakane)と、石垣島と西表島に分布するこの八重山亜種だ。通常、多くのハンミョウは日当たりのよい地面や河原、砂浜にいることが多いが、この種はやや薄暗い森林内の地面や低い植物の上にいる。おまけに小さいので庵主のような老眼の目ではなかなか見つけにくい。それでもあまり敏捷ではないので、一旦見つけると撮影はそれほど難しくはない。
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 ところで、庵主は今石垣島にいるのだが、天気が悪く宿に閉じこもっている。この時期は天候が不安定で、こんなことも多い。西表島では少しオーバーワークだったので、ちょっとした休養と思っている。今日は新しい元号が発表される日なので、それを待ちながら、泡盛でもたしなむとしよう。

# by jichouan | 2019-04-01 09:18 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 03月 29日

西表島にて・・・


 今、庵主は西表島にいる。西表島には1971年に初めて来て以来もう何回来ただろうか?あまりよく覚えていない。初めて来た時と比べると、その変りようときたらすさまじいものがある。石垣島からの船は週何回かしかなかったし、それも海が荒れるとすぐ欠航するありさまで、相当時間に余裕のある人でないと来れない聖域だった。それが今や日に何本もの高速船の便があり、多くのツアー客は日帰りだというのだから・・・。道路は整備され、数多くのレンタカー屋があるし、タクシーまで走っている。便利になったものだ。これで世界遺産にでも登録されて、旅行客がもっと増えると、いったいどうなるのだろう。島の人たちの生活が豊かになるのは良いのだが、ちょっと複雑な気分だ。イリオモテヤマネコをはじめとする島の生き物はどう思っているのだろう。
 明日は石垣島に戻り、5日ほど滞在する予定。
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浦内川に広がるマングローブ



# by jichouan | 2019-03-29 17:37 | 未設定 | Comments(0)
2019年 03月 24日

オオミスミソウ2019(その2)


 明日(3月25日)から10日ほど石垣島・西表島に行ってきます。
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# by jichouan | 2019-03-24 12:34 | 園芸 | Comments(0)
2019年 03月 19日

オオミスミソウ2019(その1)


 毎年この時期になるとやはりこれだ。オオミスミソウ。ここのところイノシシが林床を掘り起こすのと冬の少雨のためにずいぶん減ってしまった。初めて植えてからおおよそ8年ほどたつが、減ったり増えたりで安定しない。ただ、実生苗がここ1・2年でずいぶん咲きだした。長い目で見るとそれほど減らず、少しは増えているのかもしれない。庵主は好みから標準花と呼ばれる一重咲の花だけを植えているのだが、実生苗には八重咲も出てきた。この花のすごいところはその辺にあるのだろう。何回かに分けて今年の花の画像をあげておこう。ここのところ毎日風が強く、ぶれのためピントの甘い画像が多い。お許し願いたい。
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# by jichouan | 2019-03-19 19:11 | 園芸 | Comments(0)
2019年 03月 17日

アザミウマ(その10、Adraneothrips setosus)


 Adraneothrips setosus (Okajima) (クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)は食菌性の種で、今のところ神奈川県や東京都の、主に暖帯林の堆葉層から見つかっている。ただ、堆葉層に棲むアザミウマの調査は関東以外では不十分なので、おそらくもっと広く分布しているのではないかと思っている。同属のハレギクダアザミウマがあれほど美しいのに、本種は暗褐色のちょっと地味な体色をしている。大きさはやはり小さく1.4mm前後だ。この手の小さくて地味なクダアザミウマの分類は難しいが、今回撮影したのは基準産地のすぐ近くなので、間違いないだろう。これといって目立った特徴は無いのだが、触角が一様に暗色で、第3節だけが僅かに淡いところに注目してほしい。
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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
体形からおそらくメスだろうと思っている。本種ではハレギクダアザミウマと違いオスも見つかっている。



# by jichouan | 2019-03-17 14:27 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 03月 13日

時鳥庵に戻りました・・・


 ここのところ結構気温が上がってきたし、東京での用事もほぼ終了したので、本日、庵主は時鳥庵に戻りました。つまり越冬を終えたということです。これから1週間ほどの間にイチジクやユズなど残っている果樹の剪定、庭の整理などを済ませ、3月25日から10日ほど石垣島・西表島に行く予定を立てています。再び時鳥庵に戻るころにはヤマザクラも咲き、春の昆虫も出そろい、本格的な活動シーズンになると思います。

# by jichouan | 2019-03-13 14:43 | Comments(0)
2019年 03月 12日

ハマダラハルカ・・・


 昨年末にいただいた「神奈川県昆虫誌2018」を見ていると、ハエ目にハルカ科というのがあった。「ハルカ」とは面白い名前だと思ったのでちょっと調べてみた。どうやら「春蚊」らしい。いわゆる血を吸う蚊ではないので「春に出現する蚊のような昆虫」とでもいうような意味で名付けられたのだろう。このハルカ科、日本にはただ1種ハマダラハルカ Haruka elegans Okadaというのがいるだけらしい(もっともこの日本特産の種を含め世界に3属3種しかいない珍しい昆虫だという)。この種の属名も「Haruka」なのだから面白い。しかも各地のレッド・データ・ブック(RDB)で「要注目種」や「情報不足」になっている。環境省のRDBでは「情報不足」になっているようだ。どんなヤツだろうと画像を探してみると、結構あった。しかもそれらの画像を見て「ああ、コイツか!」とすぐに気付いた。春先、時鳥庵の庭でクヌギやヤマザクラの幹に飛来するタカオハナアブを待っていると、よく見かけるのだ。しかもタカオハナアブより「遥か」に多い。ところが、幹にとまってはすぐ飛び立ち、またすぐ近くにとまる、というのを繰り返す。とまっているのは1-2秒なのだ。だからめったに撮影できない悩ましいヤツで、そのためよく覚えているのだった。
 それでも一度くらい撮影しているのではないかと、過去に撮影した画像が無いか探してみたところ1カットだけあった。
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
 体長は1cm前後と小さく、常に飛び回っていて、しかも春先にしか出現しないのだから、人の目につくことは少ないだろう。だから記録も少なく「情報不足」なのだろう。里山林にはもっと普遍的にいるのではないだろうか。あと1カ月もするとまた時鳥庵に現れるだろう。今年は撮影できるだろうか。

# by jichouan | 2019-03-12 15:25 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 03月 08日

アザミウマ(その9、Mychiothrips fruticola)


 Mychiothrips fruticola Haga & Okajima(クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)は本州、四国、九州と伊豆諸島に分布する。沖縄本島でも得られているが色彩などに違いがあって、今後検討する必要がある。同種の地域個体群だと思っているのだが。タケ類の葉上に見られるのだが、その生態は不明だ。関東ではアズマネザサに多く生息する。メス・オスともに前脚の腿節が肥大し、その内側中央に1本の棘状突起と、その前方に不規則な小突起列を持ち、付節の歯状突起も発達する。この形態から捕食性の可能性もあるように思っている。頭部の形もちょっと変わっていて、大きく発達した複眼のすぐ後方がちょっと膨らんでいて独特だ。長翅型のみが知られる。
 本種を近縁のVeerabahuthrips属の所属とする研究者もいるが、庵主は今迄通りMychiothrips属の所属としている。この2属間には結構な形態的ギャップが存在するからだ。ちなみにVeerabahuthrips属はインドから東南アジアに数種が分布しており、やはりタケ類に生息し、カイガラムシ類を捕食しているようだ。こちらは体が平たく、脚も短いので、おそらくPodothripsのように葉鞘下で生活しているのだろう。それに対して、Mychiothripsの方は体はそれほど扁平ではなく、脚も長いので、自由に葉上などで生活しているのではなかろうか。
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大きなメス。体長は2.6-2.8mm。内側に棘状突起のある太い前腿節を持つからか、中型ながら結構な存在感のあるクダアザミウマだ。

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小さな、おそらくオス。体長約2.1mm。

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複眼が大きく発達し、頭部はその後方でちょっと膨らんでいるのが分かる。前腿節の内側の棘状突起も見える。
(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)

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Veerabahuthrips tridentatus Okajimaの標本写真。マレー半島やタイに生息し、脚や触角はMychiothripsよりも短く、体もより小さく扁平だ。タケ類の葉鞘下に棲むのに適応しているのではないだろうか。



# by jichouan | 2019-03-08 11:32 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 03月 04日

アザミウマ(その8、Psalidothrips lewisi)


 Psalidothrips lewisi (Bagnall)(クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)は関東以南の常緑樹林の堆葉層に生息している。1913年にJ. E. A. Lewisが'Okinawa, Luchu'で採集したオスをもとに1914年にTrichothrips lewisiとして記載され、その正体は長年不明であった。というのはその基準標本のプレパラートはなぜか状態が非常に悪く、細部の観察ができなかったからだ。それでも、何とか観察できたそのプロポーションは沖縄県にも普通にいるPsalidothrips alaris Haga, 1973とぴたりと一致した。という経緯で、先取権の法則によりalarislewisiのシノニムとなり現在の学名が用いられるようになったのだ。
 林床の落ち葉を一枚ずつめくり探すのだが、やはり個体数が多いとはいえ大変な作業になる。庵主のような暇人でしかできない。面白いのはこの種の翅だ。通常クダアザミウマは、長翅型、短翅型それに無翅型があって、種類によってその現れ方は異なり、長翅型しか現れないものも多い。この種の場合は長翅型と短翅型が出るのだが、連続的にその中間型が現れる点でちょっと変わっている。また、その体がかなり扁平なのも面白い。
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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
短翅型のオス。体長は約1.3mm。

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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
長翅型のメス。体長は約1.4mm。

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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
長翅型と短翅型の中間型のメス。体長は約1.4mm。



# by jichouan | 2019-03-04 12:28 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 28日

アザミウマ(その7、Podothrips odonaspicola)


 Podothrips odonaspicola (Kurosawa)(クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)はOdonaspis属などタケ類に棲むカイガラムシを捕食する食肉性のクダアザミウマだ。関東地方ではミヤコザサやアズマネザサなどのササ類の葉鞘下で、そこに棲むカイガラムシを捕食している。これらのササがあるとどこにでもいるかというとそうでもなく、やや局地的に分布しているようだ。ササ類の葉鞘を剥いでいると、その内側が黒くすすけていることがある。そんな時はカイガラムシ類が寄生していることが多く、このアザミウマが見つかる可能性がある。葉鞘下の狭い隙間に棲んでいるので体はかなり扁平だ。
 有翅胸節や前脚の腿節が褐色に曇る点で、近縁のササクダアザミウマPodothrips sasacola Kurosawaと区別できる。ササクダアザミウマでは黄色く、褐色に曇ることはない。
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メス。カイガラムシの一種も見える。体長は2.0mm前後。

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オス。体長は1.8mm。白く丸いのは捕食されたカイガラムシの残骸だろうか。

(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


# by jichouan | 2019-02-28 13:52 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 25日

トガリバアカネトラカミキリ・・・


 一月ほど前、三浦半島にアザミウマを探しに行ってきた。その折、クダアザミウマの一種のコロニーを樹種不明の枯れ枝上で見つけた。おそらくHoplothrips属だろうと思うが未同定。枝ごと持ち帰り、そのうち調べようと思ってタッパの中に入れておいた。時々その様子を見ていたのだが、3日前に見てみると1匹のトラカミキリが羽脱していたのだ。ここのところ、2月にしてはちょっと暖かい日が続いたので、その陽気に誘われて出てきたのだろう。よく見るとトガリバアカネトラカミキリだった。関東の低地では5月の連休頃によくカエデやガマズミ、コゴメウツギなどの花上で見かける、どちらかというとおなじみのトラカミキリだ。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-02-25 12:41 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 23日

アザミウマ(その6、Adraneothrips russatus)


 Adraneothrips russatus (Haga)(クダアザミウマ科クダアザミウマ亜科)は関東以西の暖帯林の堆葉層に生息する小さいが美しいクダアザミウマだ。この色彩からハレギクダアザミウマという和名で呼ばれることもある。南西諸島、小笠原諸島、中国などにも分布しているが、今のところオスは未発見だ。主に常緑広葉樹林に生息し、個体数は多い。採集にはツルグレン装置を用いれば良いのだが、撮影のために林床の落ち葉をめくって探してみた。体長1.5mm前後と小さいので一苦労した。ちょろちょろ動いてくれないとなかなか見つからないのだ。
 インドから東アジアによく似た種が数種いて、特にインドに産するA. limpidusに極めて良く似るが、前翅に重複刺毛が無いことでかろうじて区別している。
 「明石・神戸の虫 ときどきプランクトン」に掲載されているこちらのクダアザミウマも本種だろう。
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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
すべてメスだが、成熟度により多少体色に濃淡の差がある。大きな複眼が印象的な美しいクダアザミウマだ。



# by jichouan | 2019-02-23 14:31 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 19日

アザミウマ(その5、Bactrothrips brevitubus)


 Bactrothrips brevitubus Takahashi(クダアザミウマ科オオアザミウマ亜科)は関東以西の暖帯林にもっとも普遍的に生息する。中国や東南アジアからも同種と思われるものが得られている。主にカシ類やシイ類、それにクスノキなどの枯れ葉に生息する。カシ類の枯れ葉からはB. honorisB. pictipesと同時に見られることが多いが、通常本種の個体数がもっとも多い。体側に赤い斑紋をほとんど持たないことや、触角の第3・4節が長いこと、オスの腹部第6節にある角状突起が外側に開き、もっとも長く発達することなどで区別できる。また、体長も、最大で6mmを超えもっとも大きい。しかし、オスの腹部の突起は小型個体では発達せず短いので、それだけでの同定には注意が必要だ。
 Bactrothripsの仲間が枯れ葉に生息するのは、枯れ葉に生じたPestalotia属などの菌類の胞子を餌にしているからだ。種によって好みの枯れ葉の種類が異なるのがどうしてなのかは今のところ分からないが、好みの菌類の種類が違うことは十分考えられる。
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オス。下の個体はやや小さく、腹部の角状突起はあまり発達していない。

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メス。腹部に赤い斑紋はない。

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本種の触角第3・4節はかなり細長い。

(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


# by jichouan | 2019-02-19 15:48 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 14日

アザミウマ(その4、Astrothrips aucubae)


 Astrothrips aucubae Kurosawa(アザミウマ科アミメアザミウマ亜科)は本州、四国、九州に分布し、かなり多くの種類の植物の葉に寄生するが、特にイヌビワやクワなどに多く見られる。海外でもフィリピンなどから記録されている。個体数は多く、結構普通に見つかる。また、ちょこちょこ歩き回るのが多いアザミウマの中では、やや動きが鈍いので、庵主はこの種類を使ってアザミウマ撮影の練習をした。体長は1.2mm前後とかなり小さく、オスは未知。
 このアザミウマの面白いところはその頭部の形だ。背面中央が大きく盛り上がっているのだ。一方向だけから見ているとなかなかその立体的な形状が分からない。そんな時はいくつか複数の方向から眺めれば、その構造を何となく理解できる。今回もちょっと不鮮明だが、頭部を3方向から拡大してみた。頭部の膨らみにルビーのように赤い単眼が見えるのが印象的だ。
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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


# by jichouan | 2019-02-14 16:18 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 10日

アザミウマ(その3、Bactrothrips honoris)


 Bactrothrips honoris (Bagnall)(クダアザミウマ科オオアザミウマ亜科)はJ. E. A. Lewisが'Kobe'で採集したものが命名記載されたものだ。やはり関東以西の暖帯林に生息し、アカガシなどの枯れ葉に棲む。南西諸島からも知られるし、また台湾からも同種と思われるものが得られている。今回はやはり三浦半島でアカガシの枯れ葉上からB. pictipesと同時に見られた。B. pictipesとは触角の第3-4節がより短く、それらの先端が明瞭に暗色なこと、オスの腹部第6節にある角状突起の形状が異なることなどで区別できる。体長は5mm前後。
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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
一番上がメスで、中央と下がオス


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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
同じ枯れ葉上にB. honorisのメス(上)とB. pictipesのオス(下)が同時に見られた


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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
上がB. honoris、下がB. pictipes。ともにオスで、触角第3-4節の長さと、それらの先端の色彩に違いが・・・


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(80D; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
上がB. honoris、下がB. pictipes。ともにオスで、腹部第6節の角状突起の形状に違いが・・・



# by jichouan | 2019-02-10 16:59 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 06日

シリーズ・アザミウマを再開・・・


 ちょうど2年前、当ブログで庵主の専門分野であるアザミウマ類の記事を連載しようと試みたことがあった((その1)は2017年1月11日の記事)。3回掲載したのだが、その後は続かなかった。ちょうどいろんな雑用が舞い込んだのが主な原因だが、庵主の技量不足によってこの小さな昆虫を十分に撮影できなかったことも事実だ。今回、撮りためたアザミウマの写真が少しはたまったので、少しずつ掲載しようと思っている。すでに(その2)Bactrothrips pictipesと(その3)Bactrothrips flectoventrisの記事を掲載したのだが、それは削除することにし、新たに出なおすことにした。なお、(その1)はそのままとし、(その2)からの再開としたい。このような変則的な掲載になったことをお詫びする。また、庵主の低い技量のせいで画像は十分なものといえないかもしれないが、種の同定においては相当正確であると考える。

アザミウマ(その2、Bactrothrips pictipes


 さて、最初に取り上げるのはやはりBactrothrips pictipes Haga & Okajima(クダアザミウマ科オオアザミウマ亜科)だ。この種は主に関東以西の暖帯林に生息し、アカガシなどの枯れ葉に生息するが、今の所南西諸島からは得られていない。アカガシの枯れ葉には同属の別種、B. brevitubusB. honorisなども同時に生息することが多く、その同定は一般の人には案外難しいのだろう。実際にはメス成虫の腹部末端付近にあるBournier器という器官の形状を見れば簡単に同定できるのだが、これを見るためには解剖など結構な技術が必要で一般的にはあまり現実的ではない。だが、庵主の場合は相当数の標本を見てきたので、頭部の形だけでも正確にわかれば同定は可能だ。
 本種は庵主の住む関東では三浦半島あたりの暖帯林で見られる。腹部の両側が赤く美しい。この赤い色彩はB. brevitubusではほとんど見られないが、B. honorisでは同じように見られる。
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(7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)
一番下の画像がメス、他はオス。オスの腹部第6節には1対の角状突起があるが、メスにはない。



# by jichouan | 2019-02-06 21:13 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 02月 02日

時鳥庵の樹液酒場(その10、スジクワガタ)(最終回)


 この種もコクワガタ同様国内では普遍的に見られる種で、個体数も少なくない。コクワガタよりいくぶん小さく、鞘翅の表面には明瞭な縦条が見られるのだが、中・大型のオスではそれが弱まり、コクワガタのそれに似てくる。しかし、大顎の内歯が常に2歯状であることで、区別は容易だ。また、コクワガタの小型オスでは内歯が無くなるのだが、本種では常に小さな内歯を持つ。時鳥庵では灯火にはあまり来ないが、樹液には普通に見られる。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
一番下の個体は小さいオスだ。良く見ると大顎に小さな内歯がある。



# by jichouan | 2019-02-02 13:23 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 25日

時鳥庵の樹液酒場(その9、コクワガタ)


 コクワガタはどこにでもいるもっとも普遍的に見られるクワガタムシだが、時鳥庵の灯火にはあまり飛んでこない。だからと言って少ないかというとそうでもなく、樹液などには普通に集まっている。秋には熟したイチジクの果実にも来ていた。成虫で越冬する種類なので、5月ごろから9月ごろまで活動している。
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)
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(7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


# by jichouan | 2019-01-25 11:38 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 17日

再びニホンホホビロコメツキモドキ・・・


 久しぶりに時鳥庵に行ってきた。庵主は越冬中ではあるが、果樹、主にウメ、モモ、スモモなどの剪定や、温室の水やりのためだ。温室の寒蘭は気温がかなり低くなるので、水を控え冬眠させているのだ。それでも月に一度は水をやりに行かなければならない。この方法でこれまでは何とか維持しているのだ。
 話は変わるが、そのついでに枯れたメダケを少し割ってみた。昨年5月ごろ、多数の成虫を確認したニホンホホビロコメツキモドキの新成虫を確認するためだ。切ったメダケを積んでおいた所(ここで成虫が産卵していた)に行って、何本かを選び割ってみたのだ。ほどなく大きなメス成虫が出てきた。やはり時鳥庵の中で発生していたことが分かった。メスオスも出てきた。いくらか採集してみると太いメダケからは大きな成虫が、細いメダケからは小さな成虫が出てくる。これは餌(うる覚えだが、メダケの内側表面に繁殖した菌類を餌にしているのだと記憶している)の量に関係するのだろう。太いほど餌の量が多いということではないだろうか。それに、成虫がいたメダケの内側に、必ず一か所四角形に角ばったくぼみが穿たれている。これは将来脱出孔になるのだろう。発生期にはまだまだ早いが、すでにその準備をしているのだろう。ちなみに本種の脱出孔も外から見ると四角形なのだ。多くの昆虫は丸い脱出孔を穿つのに、ちょっと変わっていて面白い。これはメダケの筋張った繊維質な材質に関係しているのではあるまいか?
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出てきた大きなメス

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太いメダケから大きなオス

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細いメダケから小さなオス

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メダケの内側に穿たれたくぼみ

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脱出孔は四角い

(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-01-17 13:45 | 昆虫 | Comments(0)
2019年 01月 10日

時鳥庵の樹液酒場(その8、ノコギリクワガタ)


 時鳥庵でノコギリクワガタは年によって発生数に増減があるようだ。一昨年は結構多く、庵のしょぼい灯火(玄関を照らす、小さな白熱電球)にも良く飛来したのだが、昨年は全く飛来しなかった。樹液にも1♀2♂が来ていただけだった。夜、樹液に来ているところを懐中電灯で照らすと、相当赤く見え、やたら美しいのだ。やはり多いのは6・7月で、8月になると少なくなってしまう。
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(D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )
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(OM-D EM-1 Mark II;  M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro)


# by jichouan | 2019-01-10 17:28 | 昆虫 | Comments(0)