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時鳥庵晴耕雨読

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2022年 12月 05日

日本原色アザミウマ図鑑

ここしばらくブログへの投稿をさばっていたが、それは新しい図鑑を作っていたからだ。現時点で日本から記録のあるアザミウマ全種456種の解説書だ(ただし、学名はあるが正体不明で基準標本も残っていない2種は含まない)。そのすべての種を、1種ずつ1ページで豊富な標本写真を添えて解説した専門書だ。編集作業を除けば、写真撮影を含めてすべて著者らの手作りで、製作には足掛け5年もかかってしまった。「カメムシ図鑑」なども手掛けた編集者のO氏は、これは「空前絶後の図鑑」であると評しておられる。こんな手間のかかった、しかもあまり売れそうにない図鑑を出版するような、ある意味無謀な著者や出版社は今後おそらく現れることはないだろう、というのだ。しかし、植物防疫や農業関係の現場ではアザミウマ類の同定は重要だ。本書はそんなニーズに十分こたえられるものと思うし、これからアザミウマの研究をしようという人には欠かせないものとなるだろう。学術的にも重要な書籍になると思う。発行部数が少ないために価格はそれなりに高い(税込22000円)ものになってしまったのは致し方ない。興味のある方にはぜひご覧いただきたい。口絵の生体写真は原色で、190種ほどを掲載しており、それを見るだけでも価値あるものと、著者の一人として勝手な自負をしている次第。
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# by jichouan | 2022-12-05 17:23 | 昆虫
2022年 07月 21日

今年のクワガタ

今年はクワガタが多い。時鳥庵では例年6月中旬から今頃にかけてクワガタがよく飛んでくる。玄関のあまり明るくはない灯りなのだが、まわりに人口の光がほとんどないので、飛んでくるのだろう。今年はミヤマとノコギリがほぼ同数来たのだが、ノコギリは大型のが多かったのに対し、ミヤマは大型は1頭だけであとは中・小型だった。写真は7月14日に飛来したミヤマクワガタ。ピンボケです。
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# by jichouan | 2022-07-21 16:40 | 昆虫
2022年 06月 20日

トゲアリの巣に飛来したケンランアリスアブのメス

ケンランアリスアブのメスは産卵のためトゲアリの巣に飛来する。それを撮影しようとトゲアリの巣で待つのだが、なかなかうまく撮影できない。うまくいかない最大の原因は交尾のため飛来するメスを待つオスがいるからだ。メスが来るとすぐに交尾し、連れ去ってしまうのだ。このオス、いくら追い払ってもしばらくすると戻ってくるから厄介だ。採集してしまえばよいのだろうが、何となくその気にならない。去年は圧倒的にオスが多く、常にメス待ちのオスがいたのだが、今年はメスの方が多く、オスが少ないのだ。なぜかはわからない。オスが不在のトゲアリの巣ではメスをゆっくり観察できた。巣に飛来したメスの画像だ。
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# by jichouan | 2022-06-20 15:36 | 昆虫
2022年 06月 15日

大収穫


今年は玉ねぎ、大根、蕪、じゃがいもなどが予想よりたくさん収穫できた。巷では玉ねぎが高騰しているというのだが・・・。とりあえず、大半を義兄夫妻が東京へ持ち帰った。ご近所様に配るという。大根やじゃがいもはまだ畑に多く残っている。さて、どうやって食べようか。今日はタマネギをたくさん入れて肉じゃがを作ってもらうことにした。

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# by jichouan | 2022-06-15 15:11 |
2022年 06月 06日

サラサヤンマ

毎年、5月後半になると、林縁のちょっと開けてところでサラサヤンマの縄張り飛翔が見られる。時鳥庵周辺ではそれほど多くはないが、それでも毎年必ず見ることができる。ヤンマの仲間としてはちょっと小ぶりだ。しかし、見ることができる期間は長くなく、6月に入るともうほとんど見なくなる。
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# by jichouan | 2022-06-06 17:01 | 昆虫