時鳥庵晴耕雨読

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タグ:膜翅目 ( 9 ) タグの人気記事


2017年 10月 07日

アリバチモドキ・・・


 アリバチモドキ(=ヤマトアリバチモドキ)はアリバチのなかまだ。したがってアリバチ科に所属するのだが、最近ではアリバチモドキ科を独立させ、それに入れられることもあるようだ。どちらがよいのか庵主にはよくわからない。
 ここのところ奥日光では朝の最低気温が1℃台まで下がり、結構寒くなったのだがアリバチモドキのメスがまだ活動していた。アリバチなのでメスには翅がない。
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(Data: 20171005; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )

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(Data: 20171006; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 ついでに時鳥庵で9月に撮影したオスの写真も貼っておこう。オスはメスよりかなり大きく、翅があるうえ体全体が黒いのでメスとはずいぶん違う姿をしている。ちなみに時鳥庵でもメスは採集しているが、撮影はできていない。
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(Data: 20170902; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170905; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


by jichouan | 2017-10-07 16:57 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 09月 25日

ニホンキバチ・・・


 大きなキバチのメスがいた。どうやら針葉樹に寄生するニホンキバチのようだ。体長は4cm近くあるだろうか。色は暗褐色で橙黄色の斑紋を持ち、どことなくスズメバチ類に似ている。キバチ類は幼虫が材を食べて育つ刺さないハチだ。スズメバチに似ることによって身を守っているのかもしれない。ただ、この幼虫が寄生した木材は質が落ちるらしく、林業害虫として知られている。ところが、それほど多くはない。あまり見かけないのだ。
 時鳥庵ではクロヒラアシキバチに次いで2種目となる。
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(Data: 20170920; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

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(Data: 20170921; D500; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G )


by jichouan | 2017-09-25 16:44 | 昆虫 | Comments(0)
2017年 08月 29日

ムネアカアリバチ・・・


 ここ数日、時鳥庵の温室横でアリバチの一種のメスを時々みかける。アリバチの仲間のメスは翅がなく、アリに似て地面を歩いているのを見ることが多い。ところが、今回は草むらの葉の上を、何か探索するように歩いているのをよく見るのだ。調べてみるとどうやらムネアカアリバチのようだ。体長は8mm前後。ちょこちょこと結構速く歩くのでなかなか撮影は難しい。ずっとファインダーをのぞきながら追いかけていると一瞬立ち止まる時がある。それがシャッターチャンスだ。これを追いかけるのはちょっとストレスがたまる。
 オスには翅があってメスとは形態的にずいぶん異なる。メスがこれだけいるのだからオスはいないかと探しているがいまだに見つからない。この仲間の幼虫はハナバチ類やクモバチ類などほかのハチの幼虫や蛹に寄生して育つのだが、すべての種で宿主が判明しているわけではない。
 
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(Data: 20170827; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170828; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
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(Data: 20170829; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

 同定のため採集しようとするとこれがまた難しい。ちょっと草むらが揺れると落ちてしまうのだ。落ちるともう見つからない。草むらのため捕虫網で受けようとするのだがうまくいかない。それでもいくつかを採集したが、別の種が1♀混じっていた。それはまだ同定できていない。ちなみにこの仲間はスズメバチと同じスズメバチ上科に属し、メスは刺すので捕まえるときは注意が必要だ。

by jichouan | 2017-08-29 20:18 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 06月 10日

続・ニホンヒラタタマバチの面白い生態....

 今回紹介するのはクロヒラアシキバチの大きなメスに馬乗りになったニホンヒラタタマバチのオスだ。動き回るクロヒラアシキバチをものともせず、振り落とされてもまたしがみつく、これを数分間は続けていたのだ。大きさも形も色も違うので、まさか同種のメスと間違えることもないだろうに・・・・
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(Data: 20160526; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 特にどうということはないのかもしれないが、なんとなく面白い光景に見えたので・・・

 それから、前の報告の追加だが、メスもけんかの前にオスと全く同じ威嚇姿勢を取るのを観察したので、その写真もアップしておく。
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(Data: 20160610; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 手前から迫る個体もメスである。つまり、これもメス対メスのけんかだ。当然この後すぐけんかになって両方とも枯れ木から転げ落ちていった・・・・

by jichouan | 2016-06-10 18:59 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 06月 09日

ニホンヒラタタマバチの面白い生態....

 このハチの観察を続けていてひとつ気がついたことがある。それは仲間同士ですぐけんかをすることだ。2匹が出会うと威嚇をし、すぐ取っ組み合いを始めるのだ。取っ組みあった瞬間に両者とも枯れ木から落っこちてしまうので、その勝敗は分からない。しかもオス同士のけんかだけではなく、メス同士でもすることがある。オスとメスではまだ観察していない。どうやら、触角が欠けていたり、翅が破けていたり、脚が一部なかったり、つまり傷ついた個体が多いのはこのせいかもしれない。
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(Data: 20160526; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 オス同士がにらみ合っている。威嚇の姿勢を取っている。

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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 オスの威嚇姿勢。中脚と後脚で踏ん張り前脚を持ちあげている。いつでも来い!といったところか・・・

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(Data: 20160531; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 取っ組み合いが始まるとたいていは両者ともそのまま枯れ木から落ちてしまう。一瞬の出来事だ。

 今回はメス同士のけんかも観察できた。
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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 中央の産卵中のメスにほかのメスが近づいてきて(上の写真)、そのままけんかになった。けんかそのものはオス同士のけんかとたいして変りはない。

by jichouan | 2016-06-09 18:30 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 06月 06日

ニホンヒラタタマバチの産卵....

 時鳥庵ではこの20日間ほどニホンヒラタタマバチの個体数は多かった。特に5月20日ころにはかなりの密度で見られた枯れ木もあった。しかし、ここへきてかなり減ってしまった。その間、毎日観察したのだが、いろんなことが分かった。今日はそのうち産卵を観察できたのでそれをアップしておく。
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(Data: 20160602; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 3枚目は産卵中を正面から撮ったもの。面白い写真になった。顔の下にまっすぐ伸びる産卵管が・・・

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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 この3枚は時系列に並べたもの。まず、尾端にある産卵管の先を材の表面に突き刺す(上の写真)。その後、腹部をずらすことによって産卵管は腹部から離れ徐々に立ちあがるのだ(中央と下の写真)。

by jichouan | 2016-06-06 09:37 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 06月 02日

クロヒラアシキバチの産卵....

 今回はクロヒラアシキバチの産卵を観察できた。いずれも午前中だった。
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(Data: 20160526; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
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(Data: 20160526; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 上の写真の内、下の2枚の写真に注目してほしい。産卵中のメスに交尾しようとしているオス。交尾は成功するのか?下から2枚目の写真のメスは、この後、やってきた他のメス(左上にせまっているのがちょっと見える)に邪魔されてオスは離れて行ったが、産卵は続いた。

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(Data: 20160526; D7000; AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G)
 この3枚の写真は時系列に並べたものだが、産卵管が徐々に深くまで差し込まれていくのが分かる。産卵管は深く差し込まれたり浅くまで引き抜かれたりを繰り返す。そのまま邪魔が入らなければ数時間続くこともある。

by jichouan | 2016-06-02 05:29 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 05月 29日

クロヒラアシキバチの交尾....

 ニホンヒラタタマバチやその寄主であろうクロヒラアシキバチを時鳥庵の庭で見つけて以来、この2種のハチが気になって仕方がない。毎日観察を続けている。今回はクロヒラアシキバチの交尾を観察した。 クロヒラアシキバチのオスは枯れ木の表面にいて、時々徘徊はするもののほぼ同じ位置にいる個体が多い。朝から夕刻までいた個体もあるし、翌朝まで同じところにいた個体も観察している。枯れ木から飛び立つことはあまりないようだ。それに対してメスは枯れ木の表面を徘徊して、交尾や産卵をする個体もあるが、それをせずやがて飛び去ってしまうことも多い。おそらく、オスはメスが木から出てくるのを待ち構え、運よく出てきたメスに遭遇した時交尾をするのだろう。なお、オス・メスとも出現は午前中が多い。朝8時(気温はおおむね10℃台後半)にはすでに出現した個体を多く観察できる。
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(Data: 20160523; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
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(Data: 20160525; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 拡大して見ると(2枚目)体の表面が木くずらしいものに覆われている。おそらくオス・メスとも木から脱出してそれほど時間がたっていないのだろう。

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(Data: 20160529; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 1匹のメスに2匹のオスが交尾しようとしている。

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(Data: 20160526; D7000; AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G)
 大きなメスと小さなオスの交尾。このオスは観察した中ではもっとも小さい。交尾に関してはあまり大きさは関係ないようだ。これだけ大きさが違っても問題なく交尾できる。

by jichouan | 2016-05-29 10:35 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 04月 24日

見慣れぬハチが....

 庭のわきの材に見慣れないハチが多数集まっていた。寄生性のヒメバチ科のハチだということはわかるが、いったい何だろう。

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(Data: 20160424; 1 V3; 1 Nikkor VR 70-300mm F4.5-5.6)

 その材は確か昨年枯れて倒れたヤマハンノキであることを思い出した。倒れてしばらくした昨年の9-10月にはエゾオナガバチのメスがさかんにやってきては産卵を繰り返していたのを思い出した。と言うことは、このハチたちはエゾオナガバチのオスではないか。どうやらそれが正解らしい。それらに混じって少数のメスも見ることができた。残念ながらメスは撮影できなかった。昨年写したメスの写真を貼っておこう。
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(Data: 20151003; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G)

 エゾオナガバチ(ハチ目ヒメバチ科)はキバチの仲間の幼虫に寄生する。長い産卵管を使って材の中の幼虫に産卵するのだ。目に見えない材の中を穿孔するキバチの幼虫をどうやって探しているのだろうか。また、この細い産卵管をどうやって固い材の中まで差し込むのか。不思議ですらある。昨年の秋にはメスだけしかいなかった。オスは今の時期にしかいないのだろうか?


by jichouan | 2016-04-24 15:33 | 昆虫 | Comments(0)