時鳥庵晴耕雨読

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2016年 04月 30日

エビネ2016(その1)

 今年はもうエビネが咲きだした。いつもは連休明け、5月中旬なのに。

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 時鳥庵のエビネは主に九州や伊豆諸島の自然種だ。ちょいちょい集めて庭の雑木林に植えている。私はエビネにはちょっとこだわりがあって、自然種にしか興味はない。最近は交配種が増えてきたが全く興味はない。交配種はなぜか大型化し、その色彩も派手になりつつある。私はエビネは、雑木林の林床に控え目に咲く野生蘭であってほしいと思っているので、シンピジウム的な大きさは求めていない。これは私個人の勝手な好みの問題だ。したがって交配種を好む人を非難するものではない。本来なら時鳥庵の地元のエビネだけを集めたいのだが、今はもうほとんどない。昭和50年代のエビネブームまでは結構自生していたらしいが、今は全くない。また、保存されている栃木県産の銘品も多くはなく、あっても高額なものだ。その点、九州や四国の昔からの銘品は安くなっているので集めやすい。遺伝資源として絶やさないようにしてほしいものだ。(つづく)


by jichouan | 2016-04-30 19:24 | 園芸 | Comments(0)
2016年 04月 29日

フクロウ....

 5年前、正確には2011年11月5日に宇都宮白楊高校の先生と生徒さん達が時鳥庵の雑木林にフクロウ用の巣箱を設置してくださった。その時の写真が以下の2枚だ。
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 この巣箱に3年前から冬になるとフクロウが入るようになった。ただ、いつも一羽だけで繁殖はしてくれない。それがこの冬はどうも来ている様子がなかったのだ。巣箱を見ると後ろの下の方に穴があいているではないか。5年近く風雨にさらされているのだから木が朽ちてきたのだろう。先日そんな話をしながら巣箱の様子を見に行った時、家内がその穴を覗き込んで「何かいる。動いてる!」と言うので、私ものぞいてみた。確かに何かがうごめいている。そっと正面に回ってみると,つぎの写真のような光景が。薄暗い所なので、写真は鮮明ではないが...

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 そう、フクロウがいたのだ。いつ来たのかわからないが、とにかくいたのだ。毎年、5月ごろには旅立ってしまうのだが。今年の秋には巣箱を新調しなくてはならないかな?


by jichouan | 2016-04-29 13:29 | | Comments(0)
2016年 04月 26日

今年初めての昆虫採集....

 明日から天気が下り坂と言うので、今日は午前中で時鳥庵の雑木林の整理を切り上げ、午後、近所の探索をかねた昆虫採集をしてみた。ちょうど向かいの山で先々週に伐採をしていたので、そこに行ってみた。この時期の伐採なので何をするのかわからなかった(シイタケ作りの伐採は通常冬にする)のだが、ちょうど伐採に来た人に聞いてみると、雑木林の更新のための伐採だということで安心した。ソーラーパネルでも並ぶといやだな、と思ったので。
 切り倒したコナラの材にはクリストフコトラカミキリが運動会を開いていた。この辺りには普通にいる。とにかく素早く走り回るので、写真は撮りにくい。産卵中のメスを見つけて何とか撮影。

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 下は本日の採集品。クリストフコトラ(左)は今までに結構採集しているので,1個体だけ記録のために採集。右は6紋型のツシマムツボシタマムシ。連休前にこの種を採集したのは初めて。ツシマムツボシタマムシが関東地方で普通に見られるようになったのはいつごろだろうか?少なくとも私が甲虫採集をしていたころ(40年以上前!)にはいなかった。ムツボシタマムシがほとんど唯一関東の平地では採れるのみだった。名前の由来になっている対馬でも多い種類ではなかったのだが。それが今では、時鳥庵周辺ではムツボシタマムシよりはるかに多い。6紋型も4紋型も両方とも普通である。去年の観察ではツシマムツボシ:ムツボシ=15:1くらいだった。ムツボシの出現はツシマムツボシよりやや遅い。


by jichouan | 2016-04-26 20:30 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 04月 26日

今年のスミレ(その3)

 時鳥庵で最後に咲くのはスミレ。総称名のスミレではない。まぎらわしい。昆虫のように「ナミスミレ」とでも呼んだ方がよいのかもしれない。葉が細長く、花の色が濃いので素人の私にも、他の種類との区別はつく。この花の色はなんともいえない。これぞ「すみれ色」。

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(Data: 20160423; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G)

 3年前にはこのスミレが庭一面を占領していた。しかしその後急激に他の種類のスミレに置き換わっていき、今では小さな株が散見できるのみ。日当たりなど環境が変化しているのか、他種との競合に負けているのか。興味深い。上の写真は庭ではなく畑に咲いたもの。畑では増えつつある。どうやらこの種は日当たりを好むようだ。木々に覆われた時鳥庵の庭では日光不足か?3年前、庭一面を占拠していた時の写真も貼っておこう。
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(Data: 20130503; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G)




by jichouan | 2016-04-26 07:42 | 植物 | Comments(0)
2016年 04月 24日

見慣れぬハチが....

 庭のわきの材に見慣れないハチが多数集まっていた。寄生性のヒメバチ科のハチだということはわかるが、いったい何だろう。

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(Data: 20160424; 1 V3; 1 Nikkor VR 70-300mm F4.5-5.6)

 その材は確か昨年枯れて倒れたヤマハンノキであることを思い出した。倒れてしばらくした昨年の9-10月にはエゾオナガバチのメスがさかんにやってきては産卵を繰り返していたのを思い出した。と言うことは、このハチたちはエゾオナガバチのオスではないか。どうやらそれが正解らしい。それらに混じって少数のメスも見ることができた。残念ながらメスは撮影できなかった。昨年写したメスの写真を貼っておこう。
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(Data: 20151003; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G)

 エゾオナガバチ(ハチ目ヒメバチ科)はキバチの仲間の幼虫に寄生する。長い産卵管を使って材の中の幼虫に産卵するのだ。目に見えない材の中を穿孔するキバチの幼虫をどうやって探しているのだろうか。また、この細い産卵管をどうやって固い材の中まで差し込むのか。不思議ですらある。昨年の秋にはメスだけしかいなかった。オスは今の時期にしかいないのだろうか?


by jichouan | 2016-04-24 15:33 | 昆虫 | Comments(0)
2016年 04月 23日

今年のスミレ(その2)

 先ほどの続きです。時鳥庵を彩ったスミレたち。


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(Data: 20160412; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8D)
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(Data: 20160423; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G)

 パンジーやビオラのような華やかさはないが、控え目に咲くスミレはそれなりに美しく、私は大好きだ。ただ、その分類は難しく、私のような素人では検索してもなかなか種名までたどり着かない。いったい何種時鳥庵にあるのかもわからない。どなたか、教えていただけませんか?(もう一度だけ、つづく....)

by jichouan | 2016-04-23 17:53 | 植物 | Comments(0)
2016年 04月 23日

今年のスミレ(その1)

 今日の朝、やっと時鳥庵に戻ってきた。スミレの花はそろそろ終わりだ。今年咲いたスミレの花をを貼っておこう。

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(Data: 20160406; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8D)
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(Data: 20160408; D7000; AF-S VR Nikkor 80-400mm F4.5-5.6G)
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(Data: 20160406; 1 V3; 1 Nikkor 10-30mm F3.5-5.6 PD-ZOOM)


 種類はわからないのだが、これらのスミレが最も多い。

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(Data: 20160406; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8D)
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(Data: 20160412; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8D)
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(Data: 20160412; D7000; AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8D)

 植物の分類は難しい。いったい何種類のスミレが時鳥庵の庭に咲いているのか。(つづく....)

by jichouan | 2016-04-23 14:07 | 植物 | Comments(0)
2016年 04月 19日

今は世田谷....

 13日から世田谷にいて、16日は群馬で講演(すでに当ブログで報告済み)、17日は卒業生や関係者が集まって私の退職記念パーティーを開いてくれた。明日と明後日は大阪に行く。土曜日くらいには時鳥庵に帰りたいと思っている。この時期、スミレなど春の花がつぎからつぎに咲くので、留守をしたくないのだが、いろいろと用事があって... 
 先週、ポポーの花芽はかなり膨らんでいた。もう咲いているかもしれない。
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 地味で、それほど大きくない花なのだが、なんとなく咲いたところを見たい。今まではなかなかタイミングが合わず最盛期に見たことがない。


by jichouan | 2016-04-19 16:10 | | Comments(0)
2016年 04月 18日

もうセッコクが咲いた....

 今年の春の訪れは早かったが、世田谷では一部のセッコクがもう咲きだした。写真はちょっとぶれているが... セッコクは日本に自生するデンドロビウムだ。福島県以南に分布していて、樹の幹や岩壁に着生している。花の色や形に結構変異がある。

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 これらのセッコクは雨の当たる半日陰に出しっぱなし。夏場はときどき水をやるが、それ以外の季節はもっぱら雨まかせ。冬になってもそのまま放置。それでも結構大丈夫なもので、毎年花をつけるし軸も増えている。着生ランなので比較的乾燥には強いようだ。ぐうたらな私には向いている。ただ残念なのは、花はあまり長くもたない。普通3‐4日でダメになり、長くても1週間だ。


by jichouan | 2016-04-18 14:33 | 園芸 | Comments(0)
2016年 04月 16日

群馬に行ってきました....


 群馬県立自然史博物館に行ってきました。今、「よろいをまとった生き物たち」という企画展をやっているのだ。その中で「水分調節のできるよろいを手に入れた昆虫」というテーマで講演をしてきた。
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 昆虫は最近の研究では同じ節足動物の甲殻類にもっとも近縁だという。しかし、甲殻類と昆虫類を比較するとその種類数に大きな違いがあるのがわかる。甲殻類が世界に数万種いるのに対し、昆虫類は現在わかっているだけで100万種もいるのだ。この昆虫類の圧倒的な繁栄の秘密はどこにあるのか。といったような話。そのカギは昆虫類が陸上に進出したのに対し、甲殻類の多くは水から離れられなかったからだ。昆虫の固い皮膚(=よろい)は体の中の水分を逃がさない構造を持つすぐれ物で、それが陸上への進出を可能にしたのではないか。さらに陸上に進出した昆虫は完全変態をするようになったり、翅を手に入れることでさらなる発展をしてきたのだろう。といったような話をしてきた。


by jichouan | 2016-04-16 21:20 | 昆虫 | Comments(0)