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時鳥庵晴耕雨読

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2017年 07月 14日

モモブトスカシバ(その2)


 アマチャヅルが食草だということが分かっているので、温室横でそれが多く自生しているところをちょいちょい見回ることにした。そうするとやはり昼ごろになるとどこからともなく現れ、繁茂する草の間を縫うように飛んでいる個体をいくつも見ることができた。飛びながら前脚で草の葉に触れ、どうやらアマチャヅルを探しているようだ。おそらく前脚を触れることによって食草を探すことができるのだろう。
モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15461391.jpg
(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)
 前脚を使って食草の探索をしている。目の前にある植物の葉に片っ端から触れて回る。この写真ではアマチャヅルの葉を見つけたところだ。おそらく匂いなどによっておおよその食草のありかを知り、その辺りを今度は前脚を使って探索するのだろう。

 食草を見つけたらすぐ産卵行動をとる。飛びながら前脚で食草を触り、腹端を食草の裏側に押し付けている。その時間は数秒から数十秒。
モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15462981.jpg
モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15464290.jpg
(Data: 20170705; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)

モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15465679.jpg
(Data: 20170706; D500; Tamron SP 90mm F2.8 Di Macro VC USD)

モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15470985.jpg
モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15472621.jpg
(Data: 20170707; 7DMarkII; Macro EF100mm F.2.8 IS)


 そして産卵していたアマチャヅルの葉の裏側を調べると卵らしきものがあった。大きさは測ってはいないが、おそらく直径0.6-0.7mmほどではないだろうか。
モモブトスカシバ(その2)_a0342569_15473986.jpg
(Data: 20170705; 7DMarkII; MP-E 65mm F.2.8 Macro Photo)


by jichouan | 2017-07-14 15:53 | 昆虫


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